アサシンクリードシリーズにハマってしまい絶賛マラソン中の私ですが、先日の2+BH+Rに続いて3を無事に終えたので記録しておきます。
今作AC3の舞台は独立戦争の時代、18世紀のアメリカです。再現されているのはボストン、ニューヨーク。そして、手つかずの自然が残るフロンティアとされる自然のマップで、AC2シリーズがほぼ市街地のみで構成されていたのに対して、雪や山のフィールド、雨の天候などが追加されて狩りや木登りなど、いろんなことができるようになってます。
特筆すべきなのは、今作からエンジンが一新され、市街地に登場するキャラクター数が大幅に増えたこと。私はPS4でのリマスターをやったんですが、原作はPS3ながらものすごい数の人が描写されてます。よりリアルに街が生きている。もう8年も前のゲームなのに...
世間では賛否両論の作品ですが、個人的にも色々あったのでつらつら書いていこうと思いますよ。
前回の記事:
傑作三部作Assassin's Creed Ezio Collectionを無事クリアした - Trance Shift 8 - Notes
過去編の見事なストーリーと、ついに現代編が完結
AC3で一番印象に残ってるのはストーリーで、本当に見事でした。ネタバレになるので言及は避けますが、特に先住民(迫害される側)とイギリス人(迫害する側)の混血である主人公コナーの心情描写や、家族事情、お馴染みアサシン教団vs.テンプル騎士団との絡み方などが細かく描かれてます。
また、今作でも主人公たちの拠点となる街「ホームステッド」が存在して、色々経営とかやっていくんですが、だんだん街が発展していって、そこに生活する人たちのストーリーもなかなか良いです。居住してくれた人たち同士のイベントとかもあって、本当に楽しそう。更に、オマケ要素として自分の船を手に入れるイベントがあって、船でちょっとした冒険に出られるんですが、これもちょっとワクワクします。
現代編もAC1から続いたデズモンド・マイルズくんのストーリーがきっちり完結するので非常にスッキリしましたね。AC1プレイしたときのあの中途半端さといったら...というモヤモヤがようやく消えたので。
18世紀のリアルなアメリカ
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— すかい (@skyriser) November 11, 2020
これはもうお見事というしかないんですが、18世紀のアメリカが忠実に再現されてます。街中を闊歩するイギリス兵、響き渡るドラムロール(プレイ中ずっと聞くはめになるのでリズムを覚える)、酒屋ではバーボン、街に蔓延る狂犬病...まあ知ってるわけじゃないのでたぶんそうなんだろうって程度なんですが、植民地支配からの独立を目論む住民たちの声とかが色んな所から聞けたりして、大変興味深い。時代考証を兼ねた解説とかも実装されてるんで、読みながらWikipedia開いてちょっと調べてみるとかもなかなか捗ります。
また主人公は先住民の血を引いているので、先住民の暮らしや文化、考え方なんかもちょっと紹介されていて、しかも、その言語で喋ってくれたりするので「こういうイントネーションなのかあ!」と関心すること必至。アサシンクリードはやっぱり世界旅行ソフトなんですよ。
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— すかい (@skyriser) November 21, 2020
あとワンコ撫でれます。かわいい。
海戦が面白い!
主人公はとある理由で船(この時代は帆船)を持つことになるんですが、その船を利用した戦闘を行います。コンテンツとしてはおまけ程度であんまりボリュームないんですが、帆船の描写がめっちゃ細かくてこれがなかなか楽しいんです。スティックを倒すと舵をぐるぐる回してくれるし、ハーフセイル、フルセイルなどの指令に合わせて船員が掛け声をしながら帆の調整もしてくれます。大砲も存在する時代なので結構ドカドカと打ち込めます。
以前、オデッセイでも海戦はあったのですが、時代が紀元前なので武器が弓とか槍で、動力は人力でした。が、この時代は18世紀なので大砲と帆で大型の船を動かします。かなり派手だし、迫力満点でめっちゃ楽しいんですよこれが。
海戦ミッションでは難しいやつもいくつかあって時間かかったのもありますが、総じて楽しめました。いやー、ありがとうアサシンクリード。
残念なUX、残念なUI
一方システム面は正直微妙です。
まず、各シナリオは基本的にメイン目標とサブ目標が設定されていて、メイン目標は必須のもの、サブ目標は任意のものという扱いです。例えば、メインが「〜に移動」とかだったらサブが「〜を通らないで移動」とかなんですが、このサブ目標が3つぐらい設定されてます。ゲームをコンプリートするにはサブ目標が必須で、つまりトロコン目指すなら必須なんですが、ストーリーのネタバレ防止なのか、サブ目標がストーリー進行に合わせてポッと小さく出てくるので突然「サブ目標はだめでーす!」と出てきてげんなりします。幸い、やり直しはすぐにできるようになっている(2より改善されているしロードは結構早い)ので、まだ楽です。
また、オブジェクトのコリジョン設定が結構厳しめで設定されていて、乗り物(馬)で移動したらすぐに障害物にぶつかって明後日の方向に方向転換されたり、ちょっとした角度のミスで柱や建物にフリーランし始めたりするのでかなりシビアな操作を要求されます。つまりキャラクターがプレイヤーの意図しない動きを結構するので、カメラがぐわんぐわん揺れて酔います。
それから、操作キーが非常に微妙で武器を切り替えるにはR1を長押しして左スティックで選択...とかあんまり見ないタイプのUIが出てきます。説明もほとんどないので正直最初はわかりません。マップのフィルターやログブックの味方もめちゃくちゃ分かりづらい。ようやく中盤に差し掛かったであろうあたりで理解して事なきを得たんですが、もうちょっと丁寧に解説してくれたらいいのに...
ストーリーは20時間ぐらい、やりこみ要素たっぷり
ストーリーは短めで、たぶんフルシンクロ(コンプリート)狙わなければ10時間ちょっとで終わるんじゃないですかね。そこから先が長いです。一応トロコン狙ってやってたんですが、結論から言うとトロコンする前にやめちゃいました。プレイ時間は40時間ちょっとです。
やりこみ要素は、AC2とかにあった宝箱や羽の収集を始め、砦の攻略、それからAC3で追加された狩りや、サブ要素である海戦、弟子の育成などなど、かなりたくさんあります。サブミッションも比較的面白いのが多いのですが、UI/UXが最悪なので常に酔いとの戦いです。
よし、締めるか! pic.twitter.com/iE9feIdcSK
— すかい (@skyriser) November 22, 2020
一応、サブ要素はほぼコンプリートしたんですが、どうしても達成できないチャレンジ要素(ワシントンの会話をすべて聞く、とかなんとか)が出てきて、調べてもリマスターとオリジナルで条件が違っているのか、1時間かけても条件がよくわからない感じだったのでそこで満足してやめちゃいました。一応、シンクロ率(ゲーム全体の達成率)99%だしDBは100%なのでもういいかなって感じですね。リマスター版にはDLCもついてたんですが、「if」のシナリオらしく、あんまり興味をそそられなかったのでこれもスキップです。
先に述べたようにやりこみ要素としての海戦は非常に面白かったので、これは大満足。次のAC4では海戦がメインになってるようなので、今から楽しみです。

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番外編: ゲームと合うお酒
ちなみに、ゲームをもっともっと楽しみたい!という思いからゲームの世界と会うお酒を用意することにしました。例えば今回だと、18世紀アメリカなのでバーボン。バーボンと言えばショットなのでショットグラスも。バーボンなんて飲んだことなかったですが、ゲームの世界が18世紀なので映像に浸りながら飲む...なんてのもなかなか乙なもんです。ちなみに味は思ったよりしぶかった(これはこれで好きです
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ちなみに次はAC4ではなくGhost of Tsushimaの予定です。ACマラソンは次はAC4から再開予定。最新作であるヴァルハラは遠い。対馬といえば焼酎らしいので次は焼酎を買ってみようかなと思っています。