Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

傑作三部作Assassin's Creed Ezio Collectionを無事クリアした

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あさ。

前回、アサクリオデッセイをコンプした、という話を書いたんですが最後にAC2 => AC3をマラソンするぜ!という話をしました。そのAC2の三部作であるエツィオコレクションを無事に終えたので記録を残しておきます。

エツィオコレクションというのはPS4で出ている

  • Assassin's Creed II (2009)
  • Assassin's Creed Brotherfood (2010)
  • Assassin's Creed Revelations (2011)

の3本をPS4用にリマスター(オリジナルはPS3とかの旧世代機)したもので、共通しているのは本編の主人公がエツィオ・アウディトーレという人物ということです。それぞれ、起、転、結みたいな流れになっていて、IIではアサシンになるイケメンエツィオさん。Brotherfoodではとある理由でお怒りのエツィオさん。Revelationsではおじさんになったけど超がんばるエツィオさん、といったエツィオさんの人生を追体験できるような内容になってます。

AC II: Iから正当進化したアサクリ。ヴェネツィアを飛び回れる!

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有名なリアルト橋。15世紀は木でできていたらしい

AC2は1の正当進化ともいうべき内容で、AC1はマップこそ多少作り込んであるものの、結局要人を暗殺して回るだけの単調なゲームだったんですが、AC2はゲームデザインをきちんと設計してあって、暗殺するだけではなくなっています。例えば、ヴィラといういわゆるホームタウンみたいな場所が出てきて、それの復興を支えてあげる(シムシティする)ことで収入が増えたりします。

マップはフィレンツェやヴェネツィアといったイタリアの主要都市が実物より少しミニサイズになって登場します。ゲーム内で実際の建造物の解説もしてくれたりするので、軽く観光気分にもなれますね。

ストーリーも面白く、特にヴェネツィア編は華やかな町の印象もあってか結構盛り上がります。エツィオさんの協力者としてレオナルド・ダ・ヴィンチさんが出てきますが、彼がまた良い味付けをしてくれるんですね。AC2のDLCに彼のストーリーがちょっとあるんですが結構面白かったのでこちらもぜひ。

また、現代編に絡むストーリーも進行します。AC1ではものすごい気になるところで終わってしまったので、その続きがしっかりと。この辺はAC1やってないとさっぱりわかりませんが。また、街で特定のシンボルを見つけると、現代編に絡むミニゲームが始まります。ちょっとした謎解きなんですが結構これが面白くて。パズルのようなものもあるし、暗号解読みたいなのもあって。シンボルは20個あるんですが全部やりました。これは面白かった。

AC2はAC1に比べると格段に面白くなっていて、結構新鮮でトロフィーもコンプできそうだったのでサクッとプラチナまで取りました。プレイ時間は本編クリアが15時間、コンプで20時間ぐらいちょっとですかね。サクサクっとできるので楽しい。

AC Brotherfood: キルストリークで敵をなぎ倒せ!ローマを取り戻せ!

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今作はローマ。都市経営はもっと細かくなった

本作ではUIデザインが結構ごろっと変わっているんですが、日本語版だとちょっとフォントサイズにむりくり感があってUIデザインがヘンです。「シンクロ率」とか書かれてる文字とか完全にサイズ大きすぎてボケてる。UIはシリーズ追うごとにカッコよくなってますが、ちょっとちぐはぐ感があります。ちなみに次のRevelationsでは改善されて、スッキリしてます。

Brotherfoodで一番の進化ポイントはキルストリークでしょうか。何人もの敵に囲まれている場合に1人1人倒すのではなく、1人倒せば周りの敵もバタバタとコンボで倒せていくシステム。後は弟子を召喚できるシステムが面白かったですね。ボタン1発で弟子を呼べば弟子が どこからともなく現れて敵を暗殺して帰っていく というシュールなシステム。まあちょっとチート感ありますが、見た目が面白いので個人的にはアリ。

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歴史的建造物に入れて自由に歩き回れるのはゲームならでは。

それから、本作から「シンクロ率」というのが導入されてます。本作では1つのクエスト中にいくつかのやり直しポイントが存在していて、失敗しちゃうとチェックポイントというやり直しポイントから再生できたりするのですが、このシンクロ率を100%、つまりコンプリート状態にするためには、失敗しちゃうとNG、とか厳しい条件が設定されてるんですね。にも関わらず、チェックポイントからやり直しするとNGで、100%にするにはクエストをはじめからやらなきゃいけないなんていう制約があります。更にクエストのやりなおしはできるけど、チェックポイントのやり直しをするにはゲームオーバーにしなきゃいけない。これが非常に厄介で早々にコンプリートは諦めてしまいました...ちなみにこのシステム、次のRevelationsにもあります。更にその先のAC IIIでは改善されていてチェックポイントからやり直せるようになってました。

というわけでシンクロ率のおかげでコンプリートする元気がなくなってしまったので本作は本編クリア + 例のシンボルパズルのみ。時間は15時間ぐらいです。

AC Revelations: おじさんの魅力溢れる三部作最終章!夕陽のイスタンブールは必見

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今作はトルコ、イスタンブール(コンスタンティノープル)。アジアンテイストも

本作は前2部とガラッと雰囲気が変わります。前2部がイタリアだったのに対して、本作はトルコ、イスタンブール(コンスタンティノープル)が舞台です。ヨーロッパとアジアの中間点なので街の色合いが非常に豊かで印象的。つまり全体的に華やかという印象ですね。グラフィックも同じハードながらかなり進化していて、AC2とは全然見違えるぐらいキレイになってます。本当にPS3が元のゲームだったのか?というのが信じられないぐらい。また、本作から雪の表現が追加されました。雨はAC2シリーズではやはり振らないんですが、風の音も相まって寒いところや...というのが伝わってくるステージもあります。

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エツィオおじさんカッコイイ!

ストーリーは一番好きです。三部作の総締めという形でキレイに締めていくれます。AC1との絡みもあるので、AC1をやってるとより楽しめるんじゃないかな...とにかくRevelationsまでやると「アサシン教団」とはなんぞやという部分もはっきりしてくるのでシリーズファンはぜひプレイって感じの内容でした。それから、ストーリー中のミニゲームというのが数多く導入されました。いわゆるQTEは個人的に好きじゃないんですが...ゲームの難易度は高くなく、ストーリーに味付けされる感じのもので、面白いゲームが多かったです。馬車で体当りするやつと、敵の船を焼き払う奴とか、無双感あって結構好きでしたね。

ゲームはBrotherfoodをベースにフックアクションが導入され、パルクールアクションがスピーディになりました。具体的にいうと登るのが早くなったりした。また爆弾が導入されてズルができるようになりました。(私はほとんど使わなかったけど)

また、ミニゲームとしてタワーディフェンスのようなRTSが導入されたんですが、これが絶望的に面白くないのでここはマイナスポイント。しかも時間経過で必ずやらなければならなかったりする...弟子を操作して敵の進行を食い止めるみたいな奴なんですが、これは要らない。

本作は本編のみで、だいたい10時間ぐらい。結構短めです。細かいミッションまでやると20-30時間ぐらいになるかもです。シンクロ率100%の課題は流石にきついと反省したのかちょっと優しくなってましたが、コンプリートする気は起きなかったので今回もパスしました。

短編映画とアニメもついてくる

ちなみにオリジナルにはマルチプレイ等の要素もありましたが、それはごっそり削除され代わりにDLCが全部入りになってたり、映画とアニメが入ってたりします。それぞれ、

  • Assassin's Creed Lineage (短編映画。エツィオの親父さんの話)
  • Assassin's Creed Embers (アニメ。Revelationsの後の話)

となっていて、始める前に映画ちょっと見て、プレイし終わったらアニメを見て締める。というのが結構良い味付けになってます。内容が完全にネタバレなので多く語れないんですが、エツィオコレクション買ったらぜひこの2つは見たいところです。

三部作を終えて

ストーリーざっと追いましたが、世間で高評価な理由がよく分かる三部作でした。まずエツィオ・アウディトーレという人物が陽気で、気さくで、正義感に満ち、でもお茶目で可愛いしカッコいい。特にRevelationsのおじさんエツィオは本当にカッコいい。それぞれのヴェネツィアやローマ、イスタンブールのマップも非常に良く出来てて中世ヨーロッパの雰囲気を感じることができて勉強になりました。Wikipediaずっと片手にゲームするみたいな体験はあんまり他のゲームではないもんね。

システム面では細かい不満がたくさんあるけど、少し古いゲームと考えれば納得できるしPS4でできるのが非常にやっぱりありがたいです。PS3でやらなきゃいけない、とかになるとたぶんやらないので...(PC版で日本語版を発売する気ないでしょうしね)

また気になっていた現代編もAC1からの流れが一段落。なぜデズモンド・マイルズでなくてはなかったのか...とかの理由もちゃんと明かされますし、一旦Revelationsまででもスッキリできますね。(とはいえ、AC3への伏線が貼られているんだけど...)

というわけで次はいよいよAC3。アメリカ独立戦争の話なので非常に楽しみです。