Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

SteamDeck を買った

ずっと気にはなっていたけど、結構な高額なために導入出来ずにいたSteamDeck。去年OLED版が出て割と決定的スペックになったのは知っていたものの、別に外で携帯ゲーム機使わないし要らないでしょ。とスルーしていたのですが、PCの前に座る元気がない時に遊べるソファでごろ寝ゲームマシンが欲しいなあ...と思い始めたので購入したら、めちゃくちゃ良かったというお話。

いつでもどこでもSEKIROできるぜ!

PCが家にあるのに、わざわざ家でSteamDeckを使うことってあるの...?あるんですよ、これが。

要はコントローラー付きの超小型PC

SteamDeckって、要はUMPC(Ultra Mobile PC)なんですけど、快適に遊べるように色んな配慮がされてるマシンです。

OSはArch LinuxベースのSteamOSで、Windowsバイナリは互換レイヤー(Proton。Wineベースらしい)で動かせます。Windowsマシンではないので、完全にどんなゲームも出来るというわけではないのですが、このProtonがかなりの精度でゲームを動かせるのでほとんどWindowsマシンと考えても問題無い感じ。Steam以外のゲームもProtonを適用出来るので、例えば原神とかも非公式ながらしっかり動きます。

液晶はOLEDで非常に綺麗ながら、CPU/GPUパワーはそれなりです。ただ、液晶の解像度がHD(1280x800)なので、重めの3Dゲームも調整すればちゃんと動く感じ。何なら専用にチューニングされてるゲームさえあります。ただ、フルスペックでカリカリに動かすとバッテリーがすごい勢いでなくなってしまうので、ほどほどのスペックで楽しむのが良いかなといった感じ。消費電力やバッテリー残量表示は細かく確認出来るUIがデフォルトで用意されてる(しかも結構スタイリッシュ)んで、自分の遊び方に併せてチューニング出来ます。

フレームレート、CPU/GPUの各使用電力とか、バッテリー残量/予測時間とかを常時表示可

SteamDeckには、コントローラー以外にも、タッチパネルとマウスにもなるタッチパッドが2つついてるんですが、SteamOSがよく出来てるんで、ほぼマウス操作が必要になるようなケースはない感じ(マウスが必要なゲームの場合はアレだけど...) また、利用ユーザーが非常に多いデバイスなのでカスタマイズも盛んなので、UIのカスタマイズとかは簡単に出来たりします。DeckyLoader とかSteamOS上で色んなカスタマイズ出来る簡単ソフトウェアもあるのが良いですね。

ちなみに普通のLinuxマシンとしても一応使えるけど、開発機として使うにはちょっと工夫が必要です。OSアップデートの度にユーザーランド以外は吹っ飛ぶらしいので、SDカードに待避したりとか色々。SteamLinkとかで遠隔操作は簡単に出来ますが、まあ普通にゲーム機として使った方がよさそう...

PCの前でやるゲームに疲れたら、続きはSteamDeckで

SteamのゲームならセーブデータがSteamCloudで同期されてるので、PCでゲームを終了して続きはソファとかお布団で、というプレイスタイルも可能です。15分だけローグライトやっとくか!みたいな使い方とか。スリープもいつでも可能なので、中断&再開は数秒。要はSwitchでゲームやるみたいな感じですね。

あとは家以外で使う用途ですが、一応帰省する時に持って行って10時間以上使ってみましたが、結構しっかり集中して積みゲーを崩せたので、PCが持ち運べない状況下でゲーム出来るというのは非常に大きなメリットかなと感じました。以前はPS Remoteとかでわざわざ家にアクセスしてましたからね!ただ、電車とかで長時間移動するとかだと役に立つかもしれないですが、割と本体がデカいので周囲の目が気になるかも...プレイするなら特急とか新幹線の指定席取れた時ぐらいか。

また、気になる重さですが、600gある割には重さを感じないです。Switchは400gながら重たい...ってなるんですが、これはグリップのせいでしょうかね。画面が大きめなので、見やすいし、寝転んで長時間プレイしてても気にならない感じ。

そんなわけで二週間ぐらい使ってみた感じはとても良いガジェットになってます。今の所毎日起動してる。