Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

FINAL FANTASY VII REMAKEをやった方がいいぞという話 (ネタバレなし)

主に、以下の人たちをターゲットにした記事です。

  • FF7 (オリジナル)をやったことがある
  • 買おうかどうか迷っている

私自身もそうだったのですが上のような状況で、一応体験版はやったけどそこまでググッと来なかったのですよ。それでも周りが高評価を叩き出してたので、気になってやってみたところ「あっこれはやるべきだわ」となったのでこの記事を書いています。

「ほんとかな~」と思ってる人向け。

迷ってる人はぜひやろう。まんまとやろう。

ビジュアルやサウンドは100点満点

あんまり7Rについては下調べをしてなかったので前情報ほとんどなしでプレイをし始めたんですが、まず目につくのはビジュアル。体験版の時点では最初の魔晄炉がうまいこと再現されてるなー、という印象しかなかったのですが、話を進めていくとミッドガルのいろんな場所がものすごく作り込まれてるんですよね。特にヤバいなと思ったのはスラムから空を見上げた時。原作では「上にプレートがあって...」というセリフでしかそれが実感できなかったんですが、実際に現代のゲームとしてそれが再現されるとものすごくリアリティがあります。

ミッドガルの昼。空にはプレートが...

昼と夜では街の見せる顔も違うし、そこに息づいてる人たちのセリフも変わる。街の人は当然動くし、猫や犬、ネズミもすべて動く。街の人は殆どの人にセリフがついているし、プレイヤーの取った行動にアクションする。つまり、ゲームではあるものの、実際の世界をとことん頑張って再現してるんですよね。たぶん尋常じゃないぐらいコストが掛かっているんだと思います。(まあだから発表からここまで時間かかったんだと思いますが...)

瓶、調理道具、野菜など全てのフィールドでこれぐらい作り込まれてる

他にも家の家具の作り込み、スラムの地面の雑多な土の感触、キャラクターの造形、カットシーンとムービーの違いがほとんどわからないレベルであったりとかもうビジュアルはとにかくすごい。よくこんだけコストかけようと思ったな...と感心するレベルです。たぶん作り込みを妥協しているフィールドはないんじゃないかな...

またサウンド、主にBGMについては公式でも発表されている通りサントラが狂気のCD7枚組になっている通り、ものすごい曲数が用意されていて、その大半が原作のアレンジ版になってます。「闘う者達」なんか何アレンジあるんだよ...ってレベル。シーンによって曲のアレンジが使い分けられていたりする。アレンジもものすごく多彩で、王道のロック調やエピック調のもあるし、EDMになってるのもあるしヒップホップみたいなのになってるのもある。聞くだけでも楽しいです。個人的にはティファのテーマがリキッドファンク調になってるのがグッときた。

バトルの難易度は高めだけどギミックが作り込まれている

もちろんFF7RはPRGなのでバトルに重点を置いているのですが、難易度はちょっと高めです。コマンド選択バトルではなくリアルタイムでバトルが進行する、アクションRPGに作り変えられているので敵の攻撃に対してガードしたり、ギミックを回避したりという操作を頭でリアルタイムで考えながら実行する必要があります。

移動や通常攻撃やガード、回避は常時行えるようになっているんですが、同時にFFおなじみのATBゲージが溜まっていきます。ATBゲージは2本分貯めることができて、1本使ったアクション、2本使ったアクションなんかで魔法使ったり、キャラ固有のアビリティ使ったりという感じ。オリジナルのクラウドのリミットブレイクは「ブレイバー」でしたが、7Rではこれがアビリティに変更されてるのでATBゲージさえあればブレイバーし放題ってわけです。ちなみに初期のリミット技は凶斬りになってる。

パーティは3人で、操作キャラクターも切り替えることができるので、ATB溜まったキャラに指示出しする、もしくは操作チェンジするなんてのをシームレスにやっていく感じ。クラウドは2つのモードを切り替え可能な近接タイプ。バレットは遠くからチクチク攻撃してATBを貯められれる遠距離攻撃タイプ。ティファはバースト時に大ダメージを叩き出せる格闘近接タイプ。エアリスは通常攻撃が魔法属性の遠距離魔法タイプ(7Rではロッドで殴りません)、といった感じ。キャラ特性を見極めて使い分ける感じかな。

難易度は

  • CLASSIC <= 移動や通常攻撃、ガードがある程度オート。コマンド選択するだけでいい。ほかはEASY相当
  • EASY <= とりあえずシナリオ読み進めたい人用
  • NORMAL <= それなりに歯ごたえあるバトルしたい人用

って感じ。CLASSICはコマンドバトルやってた人向けの救済策。オリジナルの7に近い。

全体的に雑魚もHPが高めで1つ1つのバトルは長め。またボス戦は残りHPトリガーでフェーズチェンジするなどのギミックがものすごい作り込まれてて、攻略を考えるのもなかなか楽しい。ゲーマーならNORMALがおすすめです。EASYだと敵のHPがちょっと低すぎてギミックが楽しめないかもしれない。

どれぐらいの難易度でどういう感じのバトルなのかな?というのは体験版でも体験できるので気になったら体験版やってみるのがおすすめです。最初のボス、ガードスコーピオンでも初見ではめっちゃ苦労すると思う。

追加エピソードの導入が丁寧。システムも親切

シナリオは原作を掘り下げる形になっていて、公式でも語られてる通り「ミッドガル脱出」までが7Rの大きな流れになっています。一部細かいところは書き直されていたりはしますが、概ね原作のまま。原作ではサクサクっと進むだけだったマップが長くなって1つのダンジョンになっていたり、雑魚として出てきたモンスターがボスになってものすごい数のギミックが追加されていたりと、原作をリスペクトした上でアレンジしたらどうなるのか。というのが実現されている感じですね。

一部、バレットがうるさい。なんて声もありますが...ホントはイイやつなんですけどね。「バレットさん」と"さん"付けにして楽しむ気持ちが大事です。

原作にはないエピソードが多いので割と新鮮な気持ちで楽しめるし、原作のエピソードがモーション、CV付きで再現されているところもあるので、どちらにしても結構楽しめるハズ。なお、いわゆる「お使い」エピソードもいくつかありますが、ミッドガルについて詳しく知れるチャンスでもあるので、丁寧にやってみることをおすすめ。

また、「この先進むと戻れなくなるぜ」だとか、「やり残したことがあるなら今やっておきなよ」とか、かなり丁寧にシステムの天の声がサポートしてくれるので重要アイテムやエピソードの取り逃しなどにものすごく親切。なので、安心して進められるのも良いポイントかな。昔のゲームって逃すと二度と取れないアイテム、みたいなのたくさんありますもんね。

というわけで、うっかり手を出してしまった7Rですが、まだの人で気になっている人は是非。ネタバレありの感想は終わってからまた書く予定。

=> 書きました

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