Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

ゼルダの伝説 Tiers of the Kingdom をプレイしたが、やはり傑作だった

前回のBreath of the Wildに引き続きプレイしていた、Tier of the Kingdom(TotK)も無事にクリアしたので、メモしておきます。

間違いなく今年一番面白いゲーム。個人的にもかなり評価高いです。

このゲームやっぱり世間の評判通り、本当に面白かった。

今度のゼルダは工作。パーツを組み合わせて工作する無限の面白さ!

前作でもリモコン爆弾や、マグネキャッチなど、ユニークな能力が備わっていたんですが、今回のゼルダはマグネキャッチを更にパワーアップしたようなウルトラハンドという能力を中心に組み立てていきます。マグネキャッチは金属物しか持ち上げられなかったのですが、ウルトラハンドは手に取れるものなら制限なくオブジェクトを移動でき、更にオブジェクト同士を接着出来る能力です。

今作の工作の面白さはオブジェクト同士を接着すると、それらが相関作用すること。例えば、板1枚に、車輪を4つ組み合わせると車ができあがります。車の前に火炎放射器を付けたり、後ろにロケットを付けたりすれば戦車にもなります。これらオブジェクトは結構な数が用意されていて、組み合わせもかなり自由に出来るんですが、今回はこの工作が攻略の鍵になってます。

失敗しても楽しい。

前作と同様、世界各地には祠がたくさんあるんですが、祠はほぼ工作を実験できる場所になってます。どんな工作をしてクリアしてもOKなので、頭をひねって考えるのも良いですし、ヒントとして置いてあるオブジェクトを参考にしても良いです。祠以外にも世界各地に、車輪が1つだけ外れてる車とか、後一手間加えれば何かしらの装置になりそうなオブジェクトが転がっているので、自然と組み合わせは覚えていけるデザインになってます。

工作をバトルに応用することもできるため、機械を持ち込んで強敵を粉砕する...みたいな遊びが日夜研究されてるのもまた面白いところ。

武器も工作!色んな組み合わせで武器を作ろう

リンクさんの能力はこれだけにとどまらず、今作では武器を組み合わせられるスクラビルドというのがあって、ベースとなる武器に、素材を1つ組み合わせることが出来ます。武器の耐久値が0になったら武器が壊れてしまうため、前作ではいかに強い武器をたくさん揃えておけるかが生存の鍵になっていたんですが、スクラビルドで作れる合成武器はベースとなる武器の攻撃力に、組み合わせる素材の攻撃力が合わさった値が最終的な攻撃力になっているので、ベースがモンスターからドロップした弱い武器であろうが、手持ちの強い素材を組み合わせてしまえば即席で強力な武器も作れるというわけです。

組み合わせる素材はモンスターからのドロップ品が主で、強いモンスターからのドロップであればあるほど攻撃力も高いです。前作ではモンスター素材は薬を作るぐらいにしか利用出来なかったのですが、今作ではスクラビルドの素材として使う事で強力な武器が作れてしまいます。ベースの武器がその辺に落ちてる攻撃力1桁の剣であっても、攻撃力20程度の素材を組み合わせればマスターソードに匹敵する攻撃力を持った武器を作成出来るので、遠慮無く強い武器を使い倒せるというわけ。

また、スクラビルドは盾や矢にも組み合わせ可能で、例えば矢に氷系の素材を組み合わせれば氷矢を作ることが出来ます。前作では氷矢や雷矢は大変貴重な素材でしたが、それさえも今作ではモンスター素材などから簡単に転用できるので、リソース管理が非常に楽になりました。

ちなみに、矢は前作では大変貴重なもので、商店から買い占めたりモンスタードロップを必死で集めたりしても、なお足りないという感じだったんですが、今作では敵のドロップ品やその辺の箱から簡単に回収出来るので、割と自由に乱射出来る感じのデザインになってます。前作では本当に矢は貴重だったので、ほとんど遠距離攻撃を行わなかったんですが、今作は本当にバンバン使っていける感じ。

武器や矢のリソースをほとんど気にせず探索出来るというのは非常に楽しいです。

ストーリーも大変面白い!出来れば前作をやってほしいけど...

前作のストーリーは面白いけど、めちゃくちゃ面白いかというとそうでもない...ぐらいだったんですが、今作のストーリーは非常に面白いです。オープンワールドゲームらしく、しっかり世界中を探索する(地上絵を見つける)ことでストーリーに深みが出てくるシステムなんで、探索を楽しんでたらストーリーも面白くなるという相互作用。前作でいう写し絵を全部集めるみたいな要素はしっかり全部やっておきたいところ。

前作から数年経過してる世界を再び探索する、という感じなので、前作のNPC達が成長してたり世代交代してたりと変化を楽しむのもまた面白いのです。とはいえ、このあたりの要素は前作をやっていてこそ、という感じなので、出来れば前作をクリアしてからプレイした方が良いと思いますが、全然今作をいきなりやっても楽しめると思います。ちなみに前作BGMのアレンジも数多く存在します。BGMもいいヨォ...

今作にも前作の四神獣に相当する、四天王みたいな奴を倒しに行くクエストがあるんですが、そこに登場するダンジョンが非常に良く出来てて面白いです。前作は神獣に乗り込んで小さいダンジョンを探索して終わり。だったのですが今作は、ダンジョンがかなり巨大化していて探索しがいがあります。BGMも段階を踏むごとに豪華になっていく演出とかも本当に遊んでいて気持ち良い。謎解き自体は前作より簡単で、工作で試行錯誤してたらクリア出来るのもまた良いところ。

あとメタ的な要素で、続き物のRPGとかでよくあるのが、次回作になったらいきなりレベル1になってるみたいなやつ。何も語られない作品もあれば、時間が経っちゃったからとか適当な理由で済ます作品もあるんですが、今作はそういうバックグラウンドもしっかり用意されていて、しかも演出が結構しっかりあったりします。今作のオープニングは前作BotWのエンディング後の時間から始まるので、ハートの数(体力)は2桁に到達し、光るマスターソードも持っている状態で始まります。が、とある出来事によってハートの数は僅かになってしまい、RPGらしく最弱からスタート...みたいな状態になるんですが、ここの演出が個人的におお...となったので是非見てほしいところ。

文句なしの傑作。迷ってるならやって!

結局、スタートからクリアまでほぼ飽きること無く80時間近く走ってしまった。後がつっかえてなければ、よりディープに探索を楽しんでいたかもしれませんが、次のゲームもあるので適度なところで切り上げました。クリアしてしまってもDLCがまた発売されるでしょうし、まだまだ世界の探索度は低いので、また楽しむかも。

そんなわけで、文句無しに面かったので迷ってる人にはオススメしておきます。こんなゲーム、Switch持ってるならプレイしない方が勿体ないぐらいですよ!