そろそろGWだけど、今年は外に出れそうにないしゲーム三昧と洒落込みそうです。あと深夜の麻雀。
基本的にもう最近、RPGの記事しか書いてない気がしますね...RPG大好きだから仕方ないね。
というわけで今回は幻影異聞録。オリジナルは2015年発売のWiiU版で、実はオリジナルも持っていたのですが、途中で飽きてしまい更にWiiUごと手放してしまったので、今回リベンジを兼ねてのクリア、となりました。
おしまい #幻影異聞録 #FE #NintendoSwitch pic.twitter.com/gOm7NZhIGQ
— Lix / すかい (@skyriser) April 25, 2020
一応核心に通じるようなネタバレは書いてないですが、登場人物等の内容はほとんど公式サイトに出ちゃってるのでそこは悪しからず。出てくる人物さえ知りたくない!って人は見ないほうがいいかも。
東京を舞台にFEのキャラクター達と一緒に芸能活動!
これ、アトラスのRPGとファイアーエムブレム(以降FE)のコラボ作品なんですが、ベースはアトラスのRPGです。 具体的に言うとたぶんペルソナ。FEはSRPGなんですが、今回はSRPG要素はなし。FEからは異世界からの協力者ということで、覚醒のクロムさんやサーリャさんが登場します。(私は覚醒以降しかFEをやってないので昔の人達はわからない...) 細かくは公式サイトに書いてあるとおりですが、
- 異世界から悪いやつが来るので力を合わせてやっつけよう!
- 力の源は人間の表現力だよ!表現力を磨くには芸能活動だよ!
という感じでストーリーが進行していきます。
芸能活動がテーマになってるせいもあるんでしょうが、雰囲気が終始底抜けに明るいのが特徴です。BGMも軽快で爽やか。またUIや演出もペルソナシリーズよろしく、凝った作りになってて楽しい。ゲーム全体のボリュームは少なめです。だいたい40時間ぐらいですかね。
一応東京が舞台になっていますが、散策できる程マップは広くないです。唯一渋谷だけはスクランブル交差点のあたりだけ探索できるようになってます。また、ダンジョンは完全に異世界になっているので、東京ゆかりのあれこれ、という要素はあんまり出てきません。
魅力溢れるキャラエピソードとハイクオリティPV
このゲームの魅力はやはりメインストーリーも含めた数々のエピソード。登場人物が芸能を通じて成長していく流れを小さなエピソードを通じて楽しめるんですが、連絡のとり方が現代的でメッセージングアプリみたいなので連絡を取り合います。
自販機で買い物したりマップ移動してたりすると連絡が来るんですが、これがなかなかおもしろい。テキスト量も結構あるし、全然関係ない通話が流れてくるし見てて楽しいです。所謂システムナビみたいなのもほとんど無くて、このアプリを通じてキャラからのメッセージでガイドしてくれます。元々WiiUのゲームだったのでバカデカ液晶コントローラーにこれが映っていたんですが、操作がかなりしづらかったのでSwitch版になって普通に画面にでるようになったのが嬉しいですね。
また、キャラエピソードが進んだりすると楽曲を披露してくれたりするんですが、その際に流れるのが楽曲のPVでこれが結構コストかけてしっかり作ってあるんですよ。これはネタバレになってしまうのであんまり多くは語れないんですが...
長さは1つだいたい90秒ぐらいなんで短めなんですが、かなり凝ったものもあるので是非全エピソード見て欲しいぐらい。
かわいい妹に武器やスキルを強化してもらえる
チキちゃん(CV.諸星すみれさん)に「お兄ちゃん」と呼んでもらえます!
はいかわいい #幻影異聞録 #FE #NintendoSwitch pic.twitter.com/38PmsmzyAE
— Lix / すかい (@skyriser) April 13, 2020
大事なことなので太字にしました。
FEではお馴染みのチキさんですが今作ではキャラ達の武器やスキルの強化をしてもらえます。いきなり、「レディアント・ユニティ!」だの、「カルネージ・ユニティ!」だの、難しい横文字を並べ始めるので初見では「な、何を言って...」となりますけど。ちなみに前者がスキル強化、後者が武器作成のことです。単語が難しいですね。
追撃が連鎖する楽しいバトル !
バトルはエンカウント式になっていて、バトルが始まるとライブ会場のようなステージに敵キャラが登場します。それぞれの敵には弱点が設定されていて、弱点を付くと仲間キャラクターが追撃(=セッション)してくれる。というシステムです。面白いのは、セッションがものすごい数チェインすることで、控えに要るキャラクターや、プレイアブルではないキャラクターでさえ、条件が合えばセッションを行ってくれます。最初は2セッションぐらいが限界なんですが、ストーリーが進むと同時にセッションできる条件が増えていくので1度でも弱点を付いてしまえば、ずっと俺のターン!という感じで延々と追撃が続きます。これが非常に気持ちいいわけですね。
ただ、セッションも終盤になるとものすごい数になってしまうので、待ち時間がかなり...一度弱点をつけばHPをかなり削ることができるんですが、毎度毎度この演出を見るのは疲れます。演出の短縮はできますがスキップはできない。なので延々待ち続けることになります。最初はセッションが発生するだけで嬉しいもんですが、終盤は疲れてしまう。でもセッション数が伸びていく中盤までは楽しいぞ!
また、キャラごとにFEのジョブ(兵種)が決まっていて、例えば樹くんならロード。つばさちゃんならペガサスナイト。という感じ。で、これに対応する弱点の設定もFEの設定を引きずっているので、ペガサスナイトは魔法には強いが弓に弱い。みたいな設定もそのままです。敵からそういう攻撃受けると弱点になるので敵のセッションが始まる。故に、このあたりも考えて戦略を組む必要があります。面白いですね。
ダレるダンジョンと代わり映えしない敵。それでも挫けない
私がオリジナルの幻影異聞録を挫折したのが理由がダンジョン。ダンジョンの数は少なめですがパズル的要素が強く、特に2番目のダンジョンのギミック(マネキン動かすやつ)が本当に面倒くさかったです。ダンジョンを一度クリアしても、キャラエピソードとかでダンジョンにもう一度来たりしなきゃいけないので、ダンジョンは結局隅々まで探索させられるハメになります。
また、ダンジョン内は歩いた場所がオートマッピングされるんですが、マッピングされる範囲が微妙に小さすぎて、壁伝いにキャラを余計に移動させないとマップが埋まりません。キャラからは壁が明らかに見えてるのに...不必要な移動が多い上、このゲームにはダッシュが無いので結構ダンジョンは飽き飽きするのが残念ですね...
ダンジョンに出てくる敵キャラの種類も少なめで、シンボルエンカウントするシンボルは全部同じで使いまわし。敵も似たような雰囲気の敵ばかりなのでだんだん飽きてきます。バトルではセッションできて弱点を数回付くだけで敵が倒せるのが唯一の救い。ボス戦はそれなりに楽しくなるんですが雑魚とのバトルはダンジョンの問題もあってか、とにかく面倒くさいな〜という印象でした。
それでも心が折れなかったのは、バトルが開始されると軽快なBGMと共に「「運命を超えるッ!!」」とキャラ達が盛り上げてくれるので元気になれたからなのかも。
とにかく元気をもらえるゲーム
小さい問題はあれど、ストーリーは明るく主人公たちのサクセスストーリーに満ちているので、アドベンチャーパートを楽しめるゲームです。上に挙げた通り、キャラエピソードの曲PVなんかは素晴らしい出来なのでこれは一見の価値アリ。ゲームの雰囲気から、主人公たちが明らかに成功していくのがわかっているので、安心してストーリーを進められるし、キャラロストとかする心配もないしやっててものすごく安心できる。というわけで、
- JRPGが好き
- 短めのRPGをサクッとやりたい
- ファイアーエムブレムをやったことがある
- ニチアサやアイドルが好きだ
- とにかく元気がほしい!!
なんかの人にオススメ。
芸能活動ってのが題材なんでそれとなくそういう世界のことを知っているとより楽しめると思います。ただ割とアイドル耐性無い人は眩しすぎてキツいかもしれない。私の場合はアイカツ!に助けられたかも。