Trance Shift 8 - Notes

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Final Fantasy XIV 漆黒のヴィランズをクリアした (ネタバレあり感想)

FF14は続けて(休止とかはさみつつ)5-6年ぐらいになってしまうのですが、この7月に3つ目の大型拡張パッケージ、漆黒のヴィランズが発売され、またしてもRPG 1本分ぐらいあるボリュームの濃厚なシナリオをプレイすることができました。今回もシナリオむちゃくちゃ良かった。そんなわけでネタバレを含めつつ感想を書いていこうかなと思います。

今回は暗黒騎士でやりました。普段は近接DPSメインなんですが、シナリオがかなり楽しみだったのでここはシナリオメインジョブで。以下、深刻なネタバレ注意です。やってない人はマジで引き返して。

蒼天と同じ「旅感」

蒼天の時もかなりシナリオいいなあ、と思ったんですがあれって仲間との旅感なんですよね。かつてはアルフィノ、エスティニアン、イゼルと一緒に、蒼天エリア回りましたが、今回は暁の面々が更に増えて、しかもみんなパワーアップしてる。中でもミンちゃんはすごくかわいいし、エメトセルクは面倒くさがりながらも気遣ってくれるし、水晶公はローブでお顔隠れてるけどヒカセン大好きなのが節々から伝わってくるし。みんなそれぞれキャラクターがたっててよかったですね。世間でもエメちゃん大好きブームが起きてますが、ああいう悪役ってほんと好きです。

ちなみに、紅蓮もドマ編はすごく好きだったんですが、アラミゴ編がウーンという感じだった。今回はシンプルに異世界の話なので没頭できた感じですね。

IDに「フェイス」システム使って暁メンバーと旅できるのも非常に良かった。所見はフェイスで全部行きました。自分が暗黒なのでサンクレッドを一度も使えなかったのと、71IDで水晶公連れて行かなかったのが悔やまれてしまったけど。

ティスタ・バイちゃん

カードゲームのお姉さんめっちゃかわいいよね。

ホルミンスター(71ID)

初のIDとして行くことになる71ID、殺戮郷村 ホルミンスター。ここ、BGMめちゃんこカッコイイですよね。光の繭から誕生する罪喰い達の演出はエグいものがありますが、ボスのギミックも適度に楽しいものが多くIDとしてはよく出来てるなー、という感じ。

クリア後の演出で光が割れますが、ここでタイトル画面と同じ絵が出て「あーなるほどなぁ!」となりました。タイトル画面最初なんの絵かわからなかったもんね。光を割って夜空が現れる演出について、「光」ってもっと神聖とか綺麗といったイメージがあるので、それを黄色のモヤモヤで表現して「打ち払うべきもの」と解釈させるのはスゲーな、と。やっぱこういうファンタジーな世界観をビジュアルで表現できる人は尊敬しちゃいますね。

初めてタンクしっかりやった

今まで、DPSもヒーラーもいろんなコンテンツに出してきてはいたんですが、タンクだけはどうも苦手意識があって、紅蓮ではほとんどIDにさえ出さなかったぐらいです。紅蓮では休止していた期間も長かったので、討滅ルレとかもほとんど回してない。それ故に少しでも苦手意識を...ということで今回は漆黒フィーチャージョブでもある暗黒でいろんなコンテンツ出してみたんですが、やってみると結構面白い。

今回の暗黒は、タンクへの強攻撃に合わせて、「ブラックナイト + 防御バフ」が成功して、漆黒リベンジチャンスが発動するのがかなり気持ちいい設計になっていて、強攻撃以外にもIDでの初回にブラナイしたり、全体攻撃に合わせてヒーラーやDPSにブラナイしたりと、応用いろいろ効くのが楽しかったです。あと、メインストーリータンクで進めてると他の人とストーリー進行のタイミングかぶって同じような敵湧くことあるんですが、お構いなくタゲまとめて取って一緒に殲滅してもらう、みたいなインスタントパーティプレイみたいなのできるのも楽しかった。MMOらしさというか、ちょくちょくいろんな人にヘルプしていけるのが良かったですね。

ギミックこそ難しくないはずなのに、ちょっと苦労したティターニア戦。クリア後の感動も一入。

アシエンと世界の真実

旅の途中、オリジナルアシエンこと、エメトセルクさんが世界の真実を教えてくれるんですが、度々出てくる原初世界と虚像世界、そして霊災とはなんぞや、というのがついに明らかになります。アシエンとははるか昔の"人"であり、かつての人の願いから生み出されたゾディアーク。そしてその枷となるべく生まれたハイデリン。なんでもハイデリンは存在を分ける力を持つとか。とんでもねえやつだ。

アシエンさんからすると、今の"人"は所詮"人もどき"であり、世界を元通りに統合して完全なる人の姿を取り戻したいという。なるほど。戦う理由に値するわけです。闇雲に混沌を呼び込みたいわけではなかったのだ。

今まで新生、蒼天、紅蓮とアシエンさんはいろんな活躍をしてましたが、この理由を知ることで見えてくるものがかなり多いかなという印象です。改めて新生とかのパッチの合間に入ってるカットシーンを見返すと結構考えさせられるものがありそう。パッチ5.1では強くてニューゲームも実装されるらしいのでそのタイミングとかで、カットシーンなんかを改めて1から見返してみたいですね。

エンシェントテレポ

ラケティカのイベントでヤシュトラさんがエンシェントテレポで脱出して地脈を彷徨い、それをエメトセルクが探し出して救う。というイベントがあったんですが、エンシェントテレポからの救出は、仕様上素っ裸で出てきます。「ナッツイーターの出番か!?」と思われたんですが、ここでエメちゃんのファインプレイが出たのが「オッ!?」となりましたね。まさかの指パッチンでヤシュトラさんお着替えですよ。かっこよすぎかよ...

見逃した人もいるかもしれないですが、ナッツイーターさん、いらっしゃいます。一応サンクレッドが「念の為準備していたんだが」というセリフと共に横にナッツイーターさんが待機してました。

ちなみにヤシュトラさんのおててを顔に当てて考えるモーションがめちゃんこ好きです。やる度にスクリーンショット撮影してました。

クリスタルタワー

後半に明らかになり、更にクリア後のIDで設定が補完されますが、原初世界のクリスタルタワーがなぜ第一世界に存在できたのか、という疑問は紅蓮編でお世話になったオメガさんの存在が大きいとかなんとか。IDではアライアンスレイドのシルクスと入り口こそ同じもののだいぶ改造されていたりとか、ケトルさんの世代が進んでいたりとか、もうなんかほんとありがとうございます!こういう設定大好物です!!という感じでしたね。

ちなみにオープニング後、クリスタリウムに案内されますが、設定上アラグのあれこれを異世界に持ってこれるため、この街には「エオルゼアでも馴染みのものがあるだろう」と水晶公が解説してくれるんですが、上の画像で主人公が露骨にガッカリするのがかわいかったですね。絶対に許すなロウェナ商会。また、宿屋では例の闇戦ことアルバートくんに会えますが、次の朝「幽霊が出た」と水晶公に相談した時のリアクションが可愛くて好きです。

イノセンス戦

事前に蛮神戦は2つある、とパッチノートに書いてあったものの、いつまでたっても2つ目がオープンしないなーと思っていたんですが、突然まさかのLv79でオープン。もうちょっと早めの77ぐらいでオープンすると思っていたのでオッ?という感じでしたが、話の流れ的には納得でした。イノセンスって誰だよ...っていうのがもうネタバレになっちゃいますもんね。イノセンス戦はさほど苦労しなかったものの、演出が綺麗だし技もカッコイイものが多く見とれていたら食らって被ダメアップがつくという感じでした。

そして、その後水晶公最大の見せ場がやってくるわけですが、いやもうお前そこでフード脱げるのマジでやめてくれよォ...という言葉にならない言葉を発しながらカットシーン見て鳥肌たってました。いや、なんとなく勘付いてたけどそういう展開はほんとずるーいよ。セリフも主人公大好き台詞言ってくれちゃうしほんと好き!(語彙力

ほんと「ありがとう」っていう言葉見ちゃうとジーンと来ますよね。

テンペスト〜アーモロート

ラストフィールド、テンペスト。海底ということでBGMもしっとり目でイマイチ盛り上がりにかけるなあ...と思っていたらまさかの古代都市ですよ。しかもBGMが海底のアレンジになっているし、ラストダンジョンのBGMも更にそのアレンジになっていたりする。やっぱり今回も期待を裏切らなかったですね。魔法で作り上げた幻想なれど、古代人達の背景や暮らしぶりを少し理解することもできるし、非常に設定がウマいと思いました。

そしてラストダンジョンのラストフロア。終末なので災厄が降り注いでいきますが、星の上空というのはRPGのラストとしては欠かせないというか。見た目もめちゃんこ綺麗だし、BGMもカッコイイので盛り上がりまくりです。今回はフェイスで攻略もできたのでゆっくりスクショ撮りながら進められたしいいことづくめですね。

そしてラストバトル前のこの演出。水晶公が7人を協力者として召喚するんですが、この画面でタイトルのSHADOWBRINGERSが流れ、この光の塔にそのままファインダーでマッチした他のプレイヤーが入ってくるという素晴らしい演出。今まではなぜか蛮神戦になると光の戦士が8人になるという謎のシステムでしたが、今回はちゃんと設定の補完がなされてて非常に良かったですね。

そして、勝負の結果、反逆者(ヴィラン)はエメトセルクさんになってしまった。主人公のことじゃあなかったんですね...タイトルがヴィラン"ズ"となっているのでこれは主人公も含めてという意味だったのか、それとも単に語呂合わせだったのか。ともかく今後はエメトセルクさんの最後の言葉を背負って旅を続けていくことになります。台詞は違うけどグレンラガン(アニメ)のラストシーン思い出してしまった。

エンディング後に最後のエリディブスさんが出てきますが、今後はこの人の計略と戦う感じになるんですかね。まだまだ楽しみです。

最後に

今回は今までの総集編という感じのシナリオにもなっていたので、今まで多くプレイしてきた人ほど感動を生んだシナリオになったのかなと思いますね。疑問はまだまだ残りますが、綺麗に今までの伏線を回収していったので、数年に及ぶ謎も解けたし大満足のメインシナリオだったと思います。ここまで読んだ人でプレイしてない人はいないと思うけど、まだの人がいたらほんとにやってほしい。それぐらい良いゲーム体験だったと思います。

それから、今回はメインフィーチャージョブである暗黒騎士で進めましたが、暗黒騎士80クエストも相変わらず非常に良かったので、まだの人はおすすめです。80レベルでつかえるようになるあの技もカッコイイしね!

番外編: 幻想

FF14は始めてからずっとララフェルでやってきたのですが、この度クリア後にアウラに転生(幻想)しました。 等身が変わったので、レイドやってても自キャラが埋もれないしオシャレの幅が急に広がったので嬉しい。

うちの姫が可愛すぎて生きるのが辛い。かわいすぎる。カットシーン全部見直したい。