Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

話題の稲作ARPG、天穂のサクナヒメはやはり面白かった

続いて、天穂のサクナヒメも先日クリアしたので記録を残しておきましょう。

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米を...作るんじゃ!!

米を育てるとキャラが強くなっていく異色のゲーム。発売当時は時間が取れなくて、友人がやってるの眺めてるだけだったんですが、昨年末に時間が出来たのでそろそろ、というわけで自分で手を出した次第です。

米は力だ!稲作シミュレーションこそメイン!

おおざっぱに説明すると、このゲームは2パートにわけられます。

  • A: 主人公サクナヒメを操って敵をなぎ倒して進んでいく2Dアクションパート
  • B: 家(拠点)でお米を作る稲作シミュレーションパート

で、B: 稲作シミュレーションでお米作りを頑張るとサクナちゃんが強くなる仕組みです。稲作シミュレーションは発売当時、農林水産省のウェブサイトが攻略本だ!と話題になったぐらい、現実に即したそこそこ本格的なものになっています。

肥料作りから土興し、種籾の選別、田植え、中干し(分けつ時の水量管理)、収穫、稲架掛け(乾燥)、そして精米。簡易化はされていますが、日照量や水分量によっても米の品質が変わってくるので、しっかりやればやるほど高品質なお米が出来ます。そしてお米が高品質になればなるほど、サクナちゃんのパラメーターが上がって、アクションパートが楽になるわけです。

全農さんも宣伝するぐらいマジで本格的。私も数年前に実際に米作りを体験したことがあるんですが、まんまです。

また、夕餉を取ることで翌日のアクションパートでバフを得られる仕組みがあるんですが、最初は米も満足に実らず、夕餉も大変ショボい風景になりひもじい光景が広がります。「絶対良いもん食わせてやるからな...!」となるわけで...気がついたら稲作を本気でやっている構図に。ある程度進めばお米の収穫量もしっかり上がってくるので玄米ではなく白米をお腹いっぱい食えるようになったり、幸せご飯風景が広がるのがとても良いゲームです。

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イキる神様

あと登場キャラクター達がめっちゃ上手そうに食うから腹も減りますし、何より食事シーンの作り込みが半端ない...(箸の持ち方とか)

農具を振り回し、羽衣で自在に動き回れる、爽快アクション

アクションパートの方は、「羽衣」という縦横自在に伸ばせるアイテムが使えるんですが、羽衣を壁に伸ばすと吸い付けたり、敵に伸ばすと敵と反対側に瞬間移動出来たりと、ちょっと変わった感覚。農具は弱攻撃と強攻撃の2つで、羽衣を使った特殊アクションみたいなのもあります。強攻撃等を使うと敵を弾き飛ばせたりするんですが、敵を弾いて敵にぶつけると連鎖するんですね。なので、敵が一直線に並んでいるところに、別の敵をぶつけるとそりゃもう気持ち良くストライクしてくれる。敵のHPが無くなっても当たり判定だけはしばらく残ってくれるので、強弱攻撃と羽衣アクションを上手く使って敵同士をぶつけまくっていくとダメージも稼げるみたいな感じになっています。

少し羽衣の操作が特殊というか、あまり見かけない無いタイプの操作を求められるので、慣れが必要ですがある程度なれると非常にアクションパートも楽しい。空中コンボもかなり連鎖するので、画面全体を使って戦える感じ。

ただ、雑魚敵は弾き飛ばせたりするんですが、ボスはそうも行かないので、沸いてくる雑魚をボスにぶつけるか、そうでなければ単純にちびちび殴り倒すしかないのが少し残念なところ。ボス戦は全体的に大味かな...

ちなみに今回は時間の関係でクリアまでしかやってないですが、クリア後も色々とコンテンツが残されているので、アクションが気に入ったらトコトン遊べるぐらいのコンテンツ量も用意されています。米作り極めて、ステータスMAXにして、一番強いボスを倒す...みたいなのも狙ってみるのが良いのかも。

花咲かサクナ VS メタルアブラムシくん

そして、つい先日の1年アプデで大幅リニューアルとなった「花咲かサクナ」というミニゲームがあるんですが、これがシンプルながら楽しい。キャラを操作するタイプのタワーディフェンスライクなゲームなんですが、上記の敵同士ぶつけアクションをフルに活用して敵を倒していくのが非常に爽快です。おおざっぱに言うと、アブラムシくん(敵)から中央の木を守るってコンセプトですね。

タイトルにもなっているメタルアブラムシくんは、ちょっとタフで弾き飛ばせなかったりするんですが、敵をぶつけてやると代わりに跳ね返るんですよ。更に、光ってるアブラムシくんは弾いてやるとなぜか爆発するので、これを上手いことメタルアブラムシくんに誘導すると大爆発します。これにより、敵が画面上にわさわさいようが、一網打尽。画面がえらいことになって楽しい。

といっても、それだけのゲームなので1-2時間もやると飽きますが、一応これで取れるトロフィーなんかもあるので、爽快なBGMと共に遊んでみるのもまた。

他にも魅力いっぱい!愛に溢れる作品

他にもここではとても紹介しきれない程、「これいい!」という要素が数多くあります。

例えば犬と猫愛でたり、動物が家にたくさんやってきたり、合鴨農法が出来たり、酒が醸造できたり、登場キャラクターのアレコレがどうのこうの...後は新米出来た時の「新米完成!」という画面とか。

とにかくたくさん愛が詰まった作品だなというのが、プレイしても伝わってくるのでまだ未プレイの方は是非。ハードも色々出てますし、今ならベストプライス版も出ていてお安いですよ。