FF12といえば発売日にPS2でプレイして一応クリアしたものの、クリアしただけ。という感じの薄い印象のRPGでした。FF12といえば長大ボリュームのバトルコンテンツが詰まったRPGで、本編以外の寄り道がすごいんですが、当時のすかい少年はそんなこと考えずにプレイしていたので、全く寄り道コンテンツには触れられず...
また、綺麗さっぱりストーリーを忘れ居て、「なんか主人公が空気だったよね...?」ってぐらいの印象しか無かったんですが、最近FF14のセイブ・ザ・クィーンというコンテンツで度々FF12要素があり「久々にやってみるか!」という気持ちになったので、改めてプレイしてみることにしました。
2017年にPS4リマスターのTHE ZODIAC AGEが出ていて、オリジナルからずいぶん変わっているらしい...ということで積みゲーがたくさん積まれている中、強引に差し込んでFF12をプレイ。結果、なかなかのコンテンツ量でだいぶ楽しめましたのでログ。
FINAL FANTASY Ⅻ THE ZODIAC AGE
— すかい (@skyriser) June 20, 2021
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久々にプラチナまで取りました。
「ガンビット」と4倍速モードの相性が非常に良い
FF12といえば「ガンビット」。FF12のバトルはノンエンカウント方式でフィールドでそのまま戦い出すんですが、敵味方が各々のタイミングで行動するので、かなり忙しいです。誰が誰を狙ってるかはターゲットラインが出るのでわかりやすいんですが、いちいち指示するのは大変...というわけで、簡単なマクロが組めて、それに従ってキャラクター達が自立行動してくれる「ガンビット」をメインに使っていくんですが、
- 「目の前の敵」 => 「たたかう」(攻撃)
- 「自分のHPが50%未満なら」 => 「ポーション」(回復)
- 「「猛毒」の味方」 => 「毒消し」(状態異常回復)
みたいな行動を優先度付きで指定でき、こいつが非常に便利かつ優秀です。つまり、プレイヤーが指示するのは「移動」や「アイテム拾い」なんかのアクションだけでバトルはほぼフルオートで進むわけですね。
これに加えて、リメイク版である「THE ZODIAC AGE」では2倍速、4倍速モードが設定されていて、ワンボタンで切り替えれるようになってるんですが、4倍にしておくと一瞬で敵が沈んでいきます。めっちゃ快適。流石に4倍は速すぎるでしょ...と思って最初は2倍にしてたんですが、まあ別にボス戦等で台詞のやりとりがあるわけでもないし、4倍でよくね?となってからは4倍にしてました。
ちなみに、メニューを開いたときや、エリアの移動演出や、買い物なんかではしっかり等倍に戻るので、いれっぱなしで全然問題ないです。ただ、高難易度バトルとかになると4倍だと何が起きているのかわからないので、等倍にする感じですかね。
作り込まれた世界設定が楽しい
FF12といえば松野さん。松野さんといえば世界設定ということでものすごい世界観が作り込まれてます。フィールドや背景、お馴染みのCGムービーなんかもきっちり作り込まれてるんですが、私が推したいのはフィールドのNPCの会話。NPCの数も多いですが、ちょっとした裏話に世界設定に関する会話が多く、会話聞いて回るのが楽しい。
また、モンスターを倒したときにちょっとした豆知識がレポートに記載されるんですが、そこにもモンスター関係なく世界設定がちょろっと載ってるので見るのが楽しい。全然モンスター関係ない話が多いんですが、世界設定に関する大事な話だけでは無くどうでもいいような誰かのメモなんかもあったりしてなかなか埋めるのが苦にならないんですよね。ちなみにこのレポートは埋めることで一応実績(トロフィー)もあります。
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— すかい (@skyriser) June 19, 2021
モンスターを倒して図鑑を埋めることで、ちょっとした話が読めるの、面白くないですか?
UIは作り込まれているが...
システム面で言うと、メニュー画面とかは非常に良く出来てて、何度もバトル中に変更することになるガンビットや装備の設定画面はわかりやすく綺麗に作られてます。武器や防具にはドット絵風のアイコンも設定されていてかわいくてわかりやすい。ただ、全体的に動作がワンテンポ遅れるのが気になります。具体的に言うと、カーソルを動かす操作をしてから実際に動くまでに若干のタイムラグがある感じですね。
他にもフィールド上のトレジャーは「正面(特定の方角)」に立たないと拾えないとか、ガンビットを切らないとキャラが行動してしまい、アイテムが拾えないとか細かい不満がたくさん。このあたりはもうちょっと何らかならんかったんかな...という気がします。
ただ、概ねこういった細かい不満点以外はよく作られていて、メニュー画面開くのが楽しいゲームです。フォントも読みやすいですしね。
莫大なエンドコンテンツ
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— すかい (@skyriser) June 13, 2021
FF12の魅力と言えば、メインストーリーよりエンドコンテンツ、という程の膨大なコンテンツ量が用意されてます。ラスボスより遙かに強い裏ボスみたいなのがゴロゴロ。また、メインストーリーの寄り道で得られる召喚獣やアイテム、武器なんかも結構あって、サブクエストと複雑に絡み合ってます。当然ながら全てを楽しむには膨大な時間がかかるわけですが....全部を全部楽しんでやろうとは思っておらず、今回はプラチナトロフィーを目指す方向で舵切り。トロフィーに不要なクエストやコンテンツは切り捨てる感じにしました。といってもほとんどやることになるんですが、例えば最強武器揃えるみたいなのはやらない感じですね。(クリア出来ればOK)
ここから先は12やってる人しかわからない話になっちゃいますが、こんな感じで。
- ラストダンジョン出てきた時点で、残りのエンドコンテンツの消化を開始
- 魔法とわざ集め、召喚獣集め、レポート埋め、モブハントなどを消化し、最終的にはヤズマット討伐を目標
- レベル上げはあまりやらなかったが、最終的に自然と全員99になってしまった
- クリスタル・グランデを許すな
- 闇神竜とヤズマット(いわゆる裏ボス。FF14にも出てましたね)のHPゲージ見て笑った
- ヤズマット撃破後、本編をクリア
- 本編終了後、トライアルモードの準備を少しだけしてトライアルモードに挑んだ
- ジャッジを許すな
- トライアルモード100クリアで無事プラチナ
ラストダンジョンが出た時点で30時間なかったぐらいでしたが、なんだかんだ最終的に90時間近くかかりました。とにかくコンテンツ量が膨大で、消化するのに一苦労という感じ。道中見逃したサブクエなんかも結構あって、丁寧に進めてる人ならもうちょっとメインで時間かかるかもですね。
メインストーリーと違って、エンドコンテンツに挑むにはFF12のシステム(というよりは魔法や状態異常などの特性)をよく理解する必要があって、そこを旨いこと使えないと積むって感じのゲームバランスになってます。FF12の状態異常はものすごい数用意されている上、魔法の数もたぶんシリーズ1多いです。ウイルス状態(DoT + HPmaxが減少)とか、逆転(攻撃されると回復、回復されるとダメージ)とか嫌らしいのもあるので、旨く理解して戦略を組み立てる感じですね。
特に本編のセーブデータを使って100ステージの連続バトルに挑む「トライアル」では、その理解力を問われるのでそこまでにしっかり準備しておくイメージ。とはいえ、トライアルの最終ステージである100は別格すぎて攻略見ないと無理でした(すぐ投げる人)。
そんなわけで久々のFF12、たぶん一生分遊んで満足したと思います。次はFF13か...?