Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

2019年 北海道・東北ツーリング 8days 前編

去る9月に毎年恒例、北海道ツーリングしてきました。今年はロードスターもないのでジムニーで。一週間かけてぐるぐる回ろうかなと思っていたんですが、行きのフェリーの中で「面白そうだし自走で帰るか」と急に思いたち、目的地である納沙布岬灯台から自宅まで自走で函館から青森を回って帰ってきました。北海道は最高なんですがやはり何日も快適な車で走ってるとどうしてもバイクに乗りたくなってしまった...という2019年の記録です。

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納沙布にて

最北端の果て感の方が個人的には好きですが、自分の足で行く最東端は美しかった。

今回は前編。

Day 1: 諏訪 -> 新潟 -> フェリー泊

出発なのだ。ウチのジムニーくんはJB23の最終型なんですがこのメーターが欲しいっていう理由だけで最終型探しました。機能的でカッコイイよね。ちなみにバックライトは常時点灯化改造済み。

1日目は自宅から新潟まで一気に高速でワープ。ジムニーくんは軽自動車だし乗り心地は酷いしパワーもないので制限速度付近で淡々と走ります。今年はフロントウィンドウに去年忘れ去られていたGoPro3をつけてたまに動画を撮影したりしてました。ジムニー旅でロードスターの時と違うのは圧倒的な積載能力ですが、結局最終的に今年もキャンプは一度しかしませんでしたね...車中泊出来る状況だと車中泊がラクですから。でも車中泊も最近は変な輩がはびこっているらしく、禁止しているところも多い。僅かな投資だけで泊まれてしまう快活クラブとかのがラクそう。今回は使いませんでしたが。

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もはや見慣れた新潟フェリーターミナル

フェリー乗船はいつもの感じ。今年はロードスターじゃないので(車高が低い車用に)低層案内されることもなく、普通の乗用車として乗り込みます。あまりに普通すぎる。「やっぱりちょっとぐらい特別感あってもいいんじゃないか...」既にこの時にちょっとした後悔を覚え始めます。結果としてフェリーに乗ってる最中に帰りのフェリーをキャンセルし、自走で帰るという手段を思いつくわけですが。

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さらば新潟

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船尾

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日暮れ

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秋田においでよ

ちなみにフォロワーさんに教えてもらったんですが船で携帯の電波が入るのは、海の人向けに電波飛ばしてるからだそうな。ありがたいことです。

www.nttdocomo.co.jp

なおフェリーではずっとNintendo SwitchでFIRE EMBLEM 風花雪月やってました。Switchちょっと重たいけど、どこでも家と同じゲームできるのは大変魅力。ソティスさまかわいいよね。

Day 2: 小樽 -> 支笏湖 -> 千歳 -> 日高

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眠い目をこすりながら下船

2日目は早朝スタート。フェリーが4時半とかに着くので早起き。これだけが毎回キツい。港で朝焼け見れるのはいいんですけどね。

そしてゲンナリ。北海道なのに、この気温はマジでキツい。車なのでエアコンあるけど、それでもこの気温はキツい。

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流石にフェリーが早すぎたので途中仮眠しました

この日はニセコ方面に行こうと思っていましたが、暑さで行く気をなくしてしまったので定山渓からいつもの丸駒温泉に寄りつつ、千歳に抜けて水族館を楽しむルートにしました。

水族館はサケの資料館になっていて、千歳川の底部の窓からサケの遡上が見える!というコンテンツになっているのですが、これがまたよくできていて。逆流してるのがガチで見えるんですよね。ちなみに水族館の内部は大半が子ども向けコンテンツになっているのですが、2Fには資料館みたいなところも一応あって北海道の開拓とアイヌの人たちとサケの関わり、食料品の扱い方等色々と資料が充実してました。コンテンツ量は少なめですが2時間ぐらいは楽しめましたね。

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水族館は写真映えするけど撮るのは難しい

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千歳川の鮭の遡上

その後は日も暮れてきてしまうので、これまたいつもの「日高沙流川オートキャンプ場」で一泊。最終的にテント泊をしたのはこの日だけでしたが、別に車中泊できたので無理にテント貼らなくても良かった気がするなあ...と微妙な感想を持ってしまった。なお料理をする気もなかったので適当なカップ焼きそばにしましたが、これもまた微妙だったのでキャンプするならちゃんとメシ考えておかないと駄目だなーと思ったりしました。

別に節約しようと思ってキャンプしてるわけでもないので、ここまで貧素にやる必要もないんですけどね...(とはいえ普通に宿とって泊まるだけなのもちょっと微妙) ちなみにキャンプ場は500円です。マジで安すぎる。

Day 3: 日高 -> 士幌 -> 弟子屈 -> 中標津

3日目はキャンプ場スタート。この日は道東観光。行き先は特に決めてませんでしたがとにかく東へ移動、という感じ。

ほんとに行くのかよ。って自分でも思ってました。

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霧で有名な日勝峠。この日は晴れていた

途中寄った、士幌の道の駅で頂いたコーヒーがカニチと書いてあってなんだろうと思ったけど、カンイチさんだった。

お昼は道の駅でステーキ。スコップがかわいい。お肉の味は美味しかったけどその他は普通でした。

その後、一応この日のメインのナイタイ高原へ。

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ナイタイテラス。おしゃれなのができてた

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ナイタイ高原からのView

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北海道まっすぐシリーズその1

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北海道まっすぐシリーズその2

その後、いつも見よう見ようと思って忘れていたタウシュベツ川橋梁へ。水が極端に減っていたせいでよーく見えました。事前に鍵を借りておけばもっと近くまで行けたらしいのが悔やまれる。近くで見るとほんとに儚い。

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遠くからみるとこう。展望台より

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望遠するとこんな感じ。もう崩壊しかけてる

その後は摩周温泉のあたりからひたすら東へ。ちょっとオンネトーに寄りましたが色は普通でした。

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この日は青?かな

途中こんなホラーもありました。

羽虫がえらい勢いで...

なんだかんだ夜には中標津へ。車だとヘッドライトが十分明るいので夜間走行も安心ですね。おうちは遠い。

晩飯は近くのお寿司屋さんにしました。回転寿司ですが、地元の根室あたりの新鮮な魚介が食べられるので本当に何を食べても美味しかった!

なお、この日はホテル泊だったのでたっぷりガジェットクソ野郎しました。やっぱり電源あってインターネッツが使えると本当に安心感があります。

そしてこの度早くもクライマックスのDay 4へ。

Day 4: 中標津 -> 野付半島 -> 納沙布岬 -> 釧路 -> 阿寒

Day 4はスタートしましたが、もう本当に車が酷いことになっていたので朝から洗車してしまいました。この後どうせまた汚れるんですが山中を夜に通ると本当に酷い。北海道ここがこわい。だから夜走りたくないみたいな。これ、土とか雨の汚れじゃないんですよ。虫ですよ虫!

朝ごはんはミスタードーナツでドーナツを楽しみました。その後はバイクに乗っていた頃に行きたかったあの聖地へ。

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そう、開陽台です。ここはライダーなら一度は訪れたい。地平線が丸く見えるスポット。道東特有の直線的な防風林もよーく見えます。更に眺めが本当にイイ!というのはもちろんですが、ライダーの聖地と言われるだけあって1Fの売店に「来ました!」みたいなメモが貼ってあってそれを読んでるだけでも楽しいスポット。

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開陽台の展望台

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北側。キャンプもできる

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南側。防風林が直線になっている(わかりますかね?)

開陽台を楽しんだ後は野付半島へ。地理の授業で出てくるやつですね。砂嘴(さし)。先端部分の方にネイチャーセンターという観光施設があるんですがそこまでは車やバイクで行けます。この道がまたすごい。道の両側が海。

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ネイチャーセンターより野付マップ

ちょっと分かりにくいですが、こんな感じ。窓あけて運転しててめっちゃ楽しいスポットでした。あとは個人的に気になったのはこれ。

キラク伝説。RPGのモチーフなんかになってそうじゃないですか。

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雲から降りてきた光の梯子

その後は更に西へ向かって、いよいよ本州最東端(到達できる範囲での)へ。行き先は根室の更に先にある納沙布岬。ちょっと途中天気が悪かったですが、なんとか天気は持って無事に到達。

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納沙布への道。こちらも梯子

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納沙布岬灯台

最東端

そしてこれが岬の先。ここから先は通行止めになっていますが、国境問題が難しい地域なので、海に、事実上の国境線である日露中間線としてブイが浮かんでいます。そして、それが目視できるのです。

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右の赤いのがブイ。後ろの灯台は日本がかつて設置した古いもの

また北方館 望郷の家という施設が近くに建てられていて、

北方領土に関する展示や、双眼鏡で島の様子が確認できたり、噂の北方領土エリカちゃんのグッズまでもらえたりします。過激な発言で物議を醸すエリカちゃんですが、至って真面目に活動しているんですよね...他にも北方領土関連のものはあちこちに配置してありました。やはり、最北端より最東端の方が日本の果て感は強いです。(この地域には問題があるぞ!という雰囲気がすごいので)

そしてこの日ここから先はすべて帰路です。まさにこのGoogle Mapsのルート通り帰ったので1600kmになりますね...こうしてみるとすごいことだ。

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西へ。今回は根室は通過していきました

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夕暮れを迎えても西へ。

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西へ。日が落ちてもエモい

途中いい感じの夕焼けが見れたので写真を撮ったりしつつ、この日は夜間走行もして、釧路まで帰ってきました。近くの道の駅(阿寒丹頂の里)は車中泊も歓迎の道の駅だったので、この日はここにお世話になることに。道の駅内にある温泉に入って、ジムニーくんをホテルにしてぐっすりしました。

テント泊と違って車中泊だと撤収が楽なのが本当に強いです。まあ軽自動車なので狭いですけどね。かなりの走行距離だったのでこの日はお風呂入ってすぐにぐっすりしました。Day 5へ続きます。

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