あけましておめでとうございます。今年もゆるりと。
というわけで昨年のトピックですが、車を買い替えました。遂に5台目です。
経歴
今までの車を振り返ってみると、
年代 | メーカー | 車種 | 排気量 | ミッション | 駆動方式 | 車両重量 | 最大出力 | PWR(kg/PS) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009-2010 | スバル | レガシィB4 (BL5) | 2.0Lターボ | AT | AWD | 1440kg | 260PS | 5.54 |
2010-2013 | スバル | インプレッサSTi (GRB) | 2.0Lターボ | 6MT | AWD | 1480kg | 308PS | 4.81 |
2013-2015 | プジョー | 207 | 1.6Lターボ | 5MT | FF | 1270kg | 150PS | 8.46 |
2015-2016 | プジョー | 208GTi | 1.6Lターボ | 6MT | FF | 1200kg | 200PS | 6.00 |
2016 | マツダ | ロードスター (ND) | 1.5LNA | 6MT | FR | 1020kg | 131PS | 7.79 |
という経緯です。AWDから入ってFF、そしてFRという遍歴ですが、
- 車体サイズはどんどん小さく
- 排気量はどんどん小さく
- 重量はどんどん軽く
という傾向になります。あくまでスペックだけの比較なので、これもなんともという形なのですが、パワーを追い求める思考から、ライトウェイトな方向にどんどん舵を切ってきたな、という経歴が見て取れるわけです。ただ、それぞれの車に結果的に求めた点は、
- レガシィ: セダンスタイル (羽がついてた)
- インプレッサ: お尻が軽いハッチバックスタイル、ハイパワー、MT
- 207: 車中泊の出来るハッチバックスタイル、3ドア、ガラス天井
- 208: 車中泊の出来るハッチバックスタイル、3ドア、ホットハッチ
- ロードスター: 後部座席不要、オープン、ライトウェイト、FR
となっていて、スペックだけではないな、という感じです。特に207のガラス天井の選択なんかは、車中泊したいけど天井が開けばいいなあ、という結果的にオープンスタイルを選んでしまった今となっては、迷いの選択肢だったのかなと思います。
車中泊への決別
ロードスターの車内スペースは大変狭いです。座席は30度ぐらいまでしか倒れず、寝れることは寝れますが完全に仮眠です。
車選びにとって1つの重要なトピックだったのが車中泊対策で、車は運転が楽しいことを基本的に重視しますが、寝れるということも結構大事でした。たまーに思い立って長距離旅に出ることがあるんですが、その際にホテルも取らず好きな時に仮眠出来る車中泊は結構好きなスタイルだったりしました。ただ、インプレッサまでは良かったもののそれ以降はシートがフラットにならず仮眠のような状態で車中泊していたという事実もあり、今回「実は要らないのでは?」という問いを掛けてみることにしたわけです。
調べてみると車中泊するのは年に数回というレアケース。しかも別にホテルなどが取れる土地という場合も多かった。ただ、夜間撮影後の仮眠などではやはり重宝するケースもあったりしたので、このあたりは結構迷いました。しかし、結局車中泊もあくまで仮眠であって十分な睡眠が取れているとは言い難いケースがほとんどだったので、それだったら安くていいからホテル取ろう?となり、今回は車中泊はすっぱり諦めることにしました。
というか快適に車中泊出来る車となると、でかい車にした方がいいですね...
オープンスタイルとバイクとの共通点
車とバイクを比較した時に最も、バイクが優れているなと思うのはやはり爽快感。風を生身で受けること、というより障害物がほとんどない視界を専有出来るのが大きいです。車だとピラーがどうしても邪魔になってしまうので、視界の一部がどうしても隠れてしまうんですよね。特に天井はガラストップでないかぎりは完全に見えなくなります。
ただ、バイクで出かけた時のデメリットも車と比較するとかなりあって、
- 荷物がつめない
- 仮眠できない
- 雨振るとカッパを着込まなければならない
- エアコンとかない
- 夜の長距離走行は危険
と、比べてしまうとやはり不便なのです。でも不便を楽しむのがバイクの乗り方。
ただ、これを知った上で車で出かけると、たまに後悔することがあり、特に天気の良い日なんかは「バイクで来れば良かったなあ...」と思うときがしばしば。現実問題バイクで来てしまうと、宿泊場所とか仮眠とかどーすんだって問題はあるんですが、出先でちょっと辛いなあという思いをしたことがよくあり。そこで、オープンスタイルなわけです。
オープンカーは普通の車とバイクのいいところどりが可能で、
- 荷物はちょっと積める
- 仮眠もちょっと出来る
- 雨は完全に大丈夫 (幌や屋根は10秒で閉められる)
- エアコンある
- 夜も安心
とデメリットをクリア出来る上、オープンスタイルなのでバイクほどではないですが、爽快感も得られます。バイクに比べると四方を鉄の壁で囲まれているので、安心感もすごくある。加えてヘルメットが不要なので、バイクに比べて視界がクリアで景色を楽しめる!といった利点もあります。
こういう経緯もあってオープンスタイルがいいなあ、と。そして極めつけに夜なら星空ドライブができるよ、というフォロワーさんの甘い囁きでグッと来てしまったのでした。ガラス天井(パラのミックルーフ)でも星空ドライブは楽しめますが、やはりピラー等の無いオープンスタイルでは段違いですからね...
1ヶ月インプレッション
そろそろ納車から1ヶ月ということで、1ヶ月インプレッションなんかも。
ライトウェイトスポーツカー
これだけ車重の軽い車は初めてなんですが、とにかく何をするにも車体の軽さを感じられます。 FRという駆動方式からくるものだけではない、ハンドリングの軽快さ、加速の気持ちよさ。 エンジンこそ1.5L NAと今までの車に比べれば非力感は否めないんですが、とにかく運転が「楽しい」んですね。
それから、特筆すべきは車体の低さ。これはスポーツカー特有のスタイルなんですが、NDは特に運転席が低いです。 つまり、運転するとスピード感がものすごいあるので、40km/hで走っていてもかなりのスピード感。 高速道路で100km/hなんか出そうものならすっ飛んでいくような、そんなスピード感があります。 だいたい今までの車に比べて体感で+20km/h出ているような感じ。80km/hで走ったら100km/hの感覚があるというイメージですかね。
もちろん、デメリットもあって乗り降りがちょっと大変です。助手席もかなり低いので、普通の車と同様に足から乗るスタイルではなく、 先にお尻を座席に持っていって足を引き寄せる、いわゆるスポーツカー乗りが求められます。(普通に乗ることもできるけど...) なので、助手席にこの手の車に乗り慣れてない人を載せる場合はちょっとアシストしてあげると良いかも。 ちなみにドアは大きめですが、非常に軽いです。フランス車の3ドアと比べたら開閉はめちゃくちゃイージーですね。
1.5Lエンジンと極上の6MT
エンジンは1.5LのSKYACTIVですが、低速トルクはしっかりあって、発進は非常にイージーです。 ただ、完全に高回転型のNAなので、どこからでも踏めば加速するといった現代のエンジンではなく、欲しいトルクに合わせてしっかり回してあげることが必要。 例えば、高速の追い越しや、坂道などでは6速で走ってるとキツいケースもあって、その場合は5速、4速にしっかり切り替えるとか。 このあたりの車と対話してパワーをしっかり使ってあげる、というやりとりも楽しい。
また、軽量フライホイールなのか回転落ちも程よい感じで、シフトダウンのブリッピングも非常にし易いです。 シフトフィールは本当に極上で、ショートシフトなんですがシンクロが効いててすんなり入ります。 (ただ、まだ慣らしの段階なのか2速がちょっとシブい気もします)
オープンスタイルは超快適
オープンカーは冬の乗り物というのを誰かが言ってましたがこれはまさにそうですね。今の時期が至高というか。 基本的にオープンにする場合、今の時期だと屋根は明けますがサイドウィンドウは上げておいて、暖房を強めにかけておくと、 走行中の寒い空気はほとんど車内に入ってこなくなります。暖房が弱めだと特に運転席だとハンドルの下半分が暖かく上半分が寒いという状態になるので、少し強めに。 そうすることで、頭の上に寒いそよ風が当たっていて、他は温風に当たっている状態で乗車出来ます。ちょうど露天風呂みたいな感じですかね。 もちろん、それなりに寒いのでコート等を着込む必要がありますがバイク等と比べると遥かにイージーです。
ただ、オープンにして快適なのは80km/hぐらいまで。それ以上になると風圧でやかましくなってしまい、耳が疲れてしまうのでゆったり走るのが適している感じですかね。 高速道路を走る時はゆっくり走るのがベストで、クローズにした場合は普通の車と同様に走ることができる、というイメージです。
もっとも気をつけなければならないのは日焼け対策。夜は問題ないですが、昼間はずっと走ってるとそれなりに焼けます。 なので、日焼け対策はしっかり目にやらないと辛そうです...
ユーティリティ
荷室は後ろに130Lのトランクが有りますが、今まで乗ってきたのがハッチバック車なのでほんとに狭いです。 とはいえ、バイクに比べれば何倍も乗りますし、助手席も使えますし、クローズにすれば幌の収納スペースもちょっと使えます。 なので、荷物の運搬はそれなりにできるんですが、ダンボール等の形が決まっているものは苦手かなと。例えば同人CDとかの運搬はちょっと無理です。 キャンプ用品等変形させやすいものはトランク以外にも座席のスキマとかいろんなところに積んでいけるので意外とここは快適ですね。 他には助手席のダッシュボード下の収納スペースもありません。車検証が結構分厚いので車検証がトランクっていうのがまあなんとも。
電源は12V電源が助手席の下に1つ。OBD端子は普通に運転席の下にあるので、私はこれでドラレコとレーダーの電源を取ってます。 他にはUSB端子が2つあるのでスマートフォン等の充電はばっちり問題ありません。 ナビであるところのマツダコネクトはもちろんBluetooth対応しているので、このあたりは普通に快適です。さすが日本車。
ずいぶん沢山書いてしまいましたが、今年からはロードスターと旅をしようと思いますよ。 そんなわけで今年もよろしくお願いします。