5月にカメラ一式をSONYからOLYMPUSに乗り換えました。そろそろ使い慣れてきたのでインプレッションを含めてまとめてみようかなと思います。
もう6月なんですけどね...
経緯
そもそもA7IIにものすごく不満があるわけではなかったのですが、フルサイズ故ハンドリングがちょっと重たいなあ...と感じるケースがよくあって、システム全体を小さくしてしまおうかなというのが主な目的です。特に、いつも使っていたFE24-70/2.8GMとの組み合わせではトータルで1.5kg程度になってしまうので、長時間ハンドリングしているとどうしてもダメージが地味に来る。特に登山の時なんかはかなり。
他にも、A7IIだと冷温時にバッテリーが落ちるだのそもそも容量が少なすぎるだの、望遠レンズを追加しようと思ってもかなり高額になってしまうだの、そもそもレンズが高すぎるだの...いろいろあってOM-Dの世界に入門しました。フルサイズ機の写真はダイナミックレンジも広いしとてもきれいなんですが、結局SNSにアップするときには縮小したりRAW現像でごりごりっと加工しちゃったりするのでそこまでは要らないんじゃないかな?とも。
決め手になったのはE-M1 mkIIの高感度性能と強力な手ぶれ補正機能。最近はちょっと動画に興味があったのでビデオカメラとしても使えるといいなあ、などと考えてE-M1mkIIに乗り換えました。ちなみに2台保持するという手もあるんですが、結局どちらかしか使わなくなるのでここは潔く。
E-M1 mkIIと一緒に揃えたもの
今までの機材一式を売り払ったお金でざざっと、
- E-M1 mkII 本体 + 追加バッテリー
- M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO (魚眼)
- M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO (標準単焦点)
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO (高倍率ズーム)
あたりを揃えました。これでも今までのレンズ一式を売却するとまだ有り余ったのでそのお金は酷使してきたPCの新調に回すなどしてます。バッテリーは純正をもう1本。レリーズはキヤノンのRS-60E3と互換性あるので互換品のこいつを利用。
【ロワジャパン】【AFロック機能付/ライターサイズ/超軽量】Canon キヤノン RS-60E3 / PENTAX ペンタックス CS-205 対応 ミニ シャッター リモコン レリーズ
- 出版社/メーカー: ロワジャパン
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
12-100/4というレンズが高倍率ズームなのに、解放で異常なほど解像するのに加えて、手ブレ補正がジンバルじゃねえのかこれってぐらい本当に強力なので、それを軸に必要なものを2本足した、という感じですね。魚眼にするか、超広角にするかは1つのポイントですが、8/1.8という明るさが決めてになり今回は魚眼をチョイス。こっちの方が星は撮りやすいですからね。
ほぼ同コンディションでISO4000、2000、1000 (E-M1mk2 + 25/1.2 ソフトフィルターなし ノーガイド 10sec) pic.twitter.com/YvxLWW1jJt
— Lix / すかい (@skyriser) 2018年5月14日
ちなみに素の高感度耐性ですが、ISO4000ぐらいまでは頑張れる印象。レンズがF1.2とかの明るいものが使えるので普段はISO1000で十分だと思います。ISO6400とかだとちょっとパターンノイズが厳しいかな?という感じですね。
強力な手ぶれ補正がセンサーサイズの弱点を補う
センサーサイズは当然フルサイズに比べるとMFTなんて面積は遥かに小さいので、当然ダイナミックレンジや高感度耐性では圧倒的に不利です。それでも現代のセンサーなので昔に比べたらだいぶ進化はしてるんですが絶対的に集光量が違うのでやはり不利なことは不利。ただ、こいつの場合強力に手ぶれ補正が効くので1段、2段上のISOを利用することができるのでその弱点を補正できます。
E-M1mk2ちょっと触って見たけどなんだこれ気持ち悪い….200mm相当の焦点距離でEVFのぞいてるのに像が完全に静止している….手ぶれ補正切ればもちろんプルプルするんだけどこれなんなんだほんとに….
— Lix / すかい (@skyriser) 2018年5月9日
ボディ内に手ぶれ補正がついてるのに加えて、12-100/4というレンズを加えるとレンズ内にも手ぶれ補正があるのでハイブリッドで補正できるんですが、こいつが本当に驚異の性能で特に望遠でファインダーを覗いてるときにAFを入れてやると像がジンバル使ったときみたいにぴったり止まります。これ、動画のときは本当にびっくりします。200mm相当の望遠なのに像が止まるんです。本当に驚異。試したところだとSSで1-2secぐらいは余裕で止まってしまう感じ。
夕暮れ時でISOを800ぐらいまで上げないと厳しいかなー?という時なんかにISO200とか400ぐらいで頑張れちゃうので、これは大きな武器になりそうです。
メインは動画機として
というわけで、強烈な手ぶれ補正を持ったカメラなので、ジンバル付きの動画機として使えるわけなんですが、これからはこいつを動画機として使おうかなと考えてます。一応4Kでも撮影できるんですが4K編集だと本当にモンスターマシンが必要だしそこまでの視聴環境持ってる人もまだ少ないので、ひとまずFHDあたりでお試し。こいつで動画を撮って素材にして、作ったアレンジなんかと組み合わせればいい作品になりそうだなーということで、動画をちょこちょこ撮りためてます。動画編集スキルも上げるべくこっちも修行中。
動画マシーン pic.twitter.com/cov4gjyyXd
— Lix / すかい (@skyriser) 2018年6月2日
ひとまずシステム全体としてはレンズがものすごくコンパクトにまとまったおかげでかなり軽量になりましたし、星景撮影時なんかに役に立つライブコンポジットなんかの機能も充実しているし、タフなバッテリーと防塵防滴仕様なのでラフに扱っても大丈夫!という安心感があって非常に満足です。