Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

AKG K712 PRO

ヘッドホンを長時間装着するとくる耳の痛みには何年も悩まされ続けてるハズなんですが、 あまりにその期間が長いとそういうものだと思い込んで自覚さえなくなってしまうんですよね。 長年モニタリングヘッドホンとして SONY CD900ST を使い続けてきましたがいよいよコイツとも決別する時が。

というわけで、新しいヘッドホンを導入しました。AKGのK712 PROです。

CD900STをご愛用の方はもうみなさん解ってくれると思うんですが、 耳がとにかく圧迫されるのでつけっぱなしで3時間もすると耳から激痛が走るんですね。 DTM用途ならそれが休憩の合図なので良いのですが、最近夜中に音声チャットをすることが多いので、 結構つけっぱなしになるケースが多く、これはいかんということでもう少し耳にやさしいヘッドホンを探すことにしたのです。

候補はもう既に決まっていてAKGのK240Sだったんですが、残念ながらこいつは既にディスコンで、 後継のK240mk2を残すところ。近くの電気屋に買いに行ったもの「置いてないですね~」とありがたい言葉をいただいたので、 わざわざ秋葉原まで出向くということになりました。結果的には正解でしたけどね。

一応、K240mk2を買う目的だったんですがAKGさんからは最近精力的に色んなヘッドホンが出ていて、 ご存知澪フォンことK701の後継K702だったり、最近人気らしいK550だったり、K612PRO、K712PROだったり。 それらを視聴できるといいよね、ということでeイヤホンさんにお邪魔。 ※ちなみに今回はメーカーはAKGほぼ一本に絞ってます。(デザインが好きなのです)

予算的には20kに収まればいいということで、

  • K240mk2 (14k)
  • K550 (16k)
  • K612PRO (17k)

という感じになりましたが、

  • K702 (30k)
  • K712PRO (40k)

も一応候補として残しました。

一応モニタリング用途なのでKシリーズを選んでますが、 CD900STがあるのでリスニングに向けてもいいかなという目的もありつつ。

比較するとこんな感じ。

  • K240mk2 => CD900STと比べると高音はより低中音より。定位はわかりやすく解像度感もある。CD900STよりマシだけど、やっぱり耳が痛くなる。
  • K550 => K240より解像度感があるかな? というところちょっと高音が出てる。
  • K702 => K240mk2より空間がリッチな感じ。奥行きが出てる。よりリスニング用途向きな感じ。イヤーパッドのおかげで耳にやさしい。
  • K712PRO => K702より更に奥行きがあり解像度感もある。更にリスニング用途向き。更に耳にやさしい。ただちょっと重い。そして高い。
  • K612PRO => K712PROの装着感と解像感をK702とバランス取ったイメージ。予算が20k以下なら間違いなくこれがいいかも。K712PROの廉価版だけどバランスはとても良い。

という感じでした。結果、K612PROとK712PROと最後まで迷ったんですが、より空間が繊細に聞こえるK712PROに。ちょっと予算オーバーですが、毎日使うものなので妥協したくないですからね。楽曲制作の時のMix時はCD900STを使うケースもあるかもしれませんが、しばらくはこれでお耳痛い生活から解消されそうです。