Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

新曲「Fobos」を公開しました

前作から3か月、作業が思ったより捗ってしまい早いペースで公開まで持っていけたのでサクっと公開です。


www.youtube.com

前回は現代的なPopsに寄せてみたんですが、今回は自分が一番好きな方向にしたいなと思ったので、Uplifting Tranceに。

Фобос-2 => Fobos

Youtubeにもちょろっと書いてあるのですが、ソビエト連邦の80年代の人工衛星フォボス2号(Фобос-2)の史実を元にして描いた仮想の情景みたいなのが元になってます。探査対象の衛星フォボス(か、火星)の周りを今も回り続けている、と考えられているらしいですよ。ちょうど今年から火星衛星探査ミッション(MMX)が開始される予定で、その衛星フォボスを探査するイベントも控えているため、もしかしたらフォボス2号の行方がわかるかもしれませんね。うーんロマンだ。

ちなみにこれは、20年前(やべぇ...)のPhobosというアルバムのまさに「Phobos」という曲のコンセプトにもなってて、その曲はTranceというよりTechnoというか、90sの雰囲気があったものなんですが、これを現代の技術でTranceに作り直したらどんなんなるかなと。ということで、題名はPhobos改め、Fobosとしてます。ややこしいのが、探査対象の衛星が"Phobos"であり、人工衛星は"Фобос"、つまりラテン文字転写で"Fobos"なんですよね。だから、正式なタイトルとしてはこっちかな、ということで今回はFobosで。

ボーカルはミクちゃんに歌ってもらった

前回はとにかくリアルな歌声を試してみたくてテトさんに歌ってもらいましたが、今回はむしろ楽器のような合成音声が合うかもなー、と思ったので発売したての初音ミクちゃん(V6)を使ってみました。これで、すかいPを名乗れるね!

ピッチカーブ書き書き。カーブを綺麗に掛けるツールがあると良いのにな~

ミクちゃんの声は高音成分が多く、今回みたいな空間系のトラックにすごく合うんですよね。ボーカルというより楽器みたいな処理に落とし込めるというか。とてもMixがしやすい。昔はミクちゃんの声に結構抵抗があったけど、今ではむしろこの機械感が良いというか、そんな感じに。

Synthesizer Vのテトさんに比べるとVOCALOIDのミクちゃんは、調声前は非常にのっぺりしてるというか、明らかに機械音声感が強いので、だいぶ調整が必要な感じですが、変な制約なしに自前でピッチカーブをゴリゴリと書けるので、理想に近いニュアンスは出せたのかなという感じ。ただ、滑舌が悪いところはイマイチ機械感が残っているので、まあこれは次回への課題かなあ。

そんなこんなで、だいぶ気に入ってしまったので、しばらくボーカルはミクちゃん使っていくかもです。

DAWをCubaseからAbleton Liveへ移行!

それから、今回からDAWをAbleton Liveへ移行しました。前回はリハビリも兼ねていたので、Cubaseで作業をしていたんですが、しっかり現代的な音がするTranceを作ろうとなると結構複雑なシグナル処理が必要になるんですよね。Cubaseはやはり20年慣れ親しんだインターフェースでほしい機能は全部入っているのですごーく不満があるわけではないんですが、プロジェクト終盤になるともうとにかく重くて...

画面下部にエフェクトが全部表示されていて非常にわかりやすい...!

というわけで、以前から気になったAbleton Liveを試してみたんですが、これがぴったり制作のワークフローにハマったので、思い切って移行。

  • 音のレイヤー処理が圧倒的に簡単 (ラック)
    • 特にトランスリードのような複雑な音作りにはこれが無いともう無理...
  • スケール外の音をピアノロールから完全に消せる(!)
    • いわゆる折りたたみできる機能なんだけど、マウスで打ち込むのが圧倒的に早いんですよ。これあると
  • 複雑なシグナルチェーンを簡単に組める
    • シグナルの分岐、統合処理が直感的に組める
  • 内蔵シンセやエフェクトが非常に優秀で、UIも見やすく音も良い
  • 作曲や音ネタ作りはセッションビューで、編曲はアレンジビューと使い分けられる
  • 海外で圧倒的シェアがあるので、困ったらすぐ調べられる

最初はコードトラックなどがなく結構使うのに抵抗があったんですが、慣れてしまえばなんてこともなく。デメリットを上回るメリットの多さでスッキリ移行できました。特にラック機能がなければ今回の曲は完成しなかったと思います。本当にめちゃくちゃいい。

ついこないだExtensionっていう拡張プラグイン機能が実装されて、DAWの操作が外部からあれこれできるようになりました。早速Claudeくんを併用してあれこれ実験してみてますが、結構いろんなことができるので正式リリースされる頃にはだいぶ面白くなってそうですね。

キーボードも新調してみた (Novation Launchkey Mini 25 MK4)

novationmusic.com

ウチにあるMIDIキーボードはNIのKomplete Kontrol S49 mk2というデカくて光るカシオトーンみたいなやつだったんですが、私の場合、打ち込みは9割マウスのほうが早いんですよね。キーボードを両手で弾くことはまずないのに、音出しのためにデスクの一等地をキーボードが占拠...だったんですが、流石に邪魔だなと思ってきたので、キーボードも思い切って新調してみました。

購入したのはNovation Launchkey Mini 25 MK4というキーボードで、ミニキーボードにパッドとロータリーエンコーダーがついてるやつで、非常に小型です。キータッチはまあフルキーボードとかに比べればお察しという感じですが、音出しなら正直十分です。

また、パッドにもノートを割り当てることができるので、例えばオケ音源のキースイッチがものすごい下の方(C-2とか)にあるやつとかはパッドに割り当てることができます。キーボードで演奏しながらパッドでキースイッチとかね。

ただ、こいつの真価はDAW連携なんですよね。特にAbletonくんだと、DAW上のエフェクトを選択したら、自動的にキーボードのエンコーダーにパラメーターの操作が割り当てられるんで、EQとかの周波数をキーボード側で操作できるんですよ。これが結構良くて、今までってこういうことしようと思うとDAW側でMIDIマッピング設定して、CC何番割り当てて...みたいな作業が必要だったんですが、そういうのが一切いらないんですね。もうDAW起動してキーボードつなぐだけでOK。EQの操作とかは別にマウスでもできるんですが、微妙な周波数帯の操作、例えばどこまでローカットするかみたいなやつはエンコーダーあった方が気持ちいいんですよね。

次回に向けて

そんなわけで、今回はガッツリTranceにしてみたんですが、結構作って楽しかったので次回もたぶん同じ感じで作っていくかも。動画も今回はシンプルにしてみたんですが、正直これぐらいでいいかもしれんすね。世界観がなんとなくカバーできていれば十分というか。

そんなわけで、ぼちぼちやっていきます。