もはやお久しぶりです。というわけで、「雪時雨」という曲を公開しました。
前回のYoutubeへの投稿を調べてみたらなんと2019年だったので7年ぶり(!)になるんですが、そりゃ7年もブランクあればDTM?何それ??っていう状態だったので、だいぶ時間がかかりましたが、なんとか完成まで漕ぎ着けたので記録を残しておきましょう。
久々の新作
なんで突然音楽を再開...?というのは去年の振り返り記事にも書いたんですが、より詳細に言えば「歌モノを作ってみたくなったから」というが理由です。過去の同人活動は100%インストでやってきたんですが、最近のバーチャルシンガーの技術向上がマジですげえなというのに感動したので、これ使ってみたらポップス書けるのでは...?となったから。
というわけで、まずは楽曲の解説をしておきましょう。この曲は新曲といいつつも、実はリアレンジ作品になってます。
遥か昔の2004年に出た、"Phobos" (2004年!) というアルバムの12トラック目に収録されていた "White Ark" という曲の一部をメロディに採用していて、ストーリーも当時のものを現代風にアレンジした、みたいな感じになってます。アルバムではWhite Arkという名前になってるんですが、初めてWebに公開した時(たぶんmuzieだ...!)の名前が実は「雪時雨」なんですね。だから、実際のところはリメイクなんですよ。
歌詞編: 実は一番面白かったパート
歌モノをやる、ということは歌詞が必要です。歌詞というのは曲のストーリーだから、それなりに曲のイメージを具体化せにゃいかんのです...というわけで、当時の作曲メモを見返してストーリーを再構成して...とやるんですが、まあこれが難しい...歌詞はYoutubeとかに乗せてあるのでぜひ参照してもらえばなんですが、テトさんが歌唱する歌詞とは別に、MVに表示されている英語歌詞を作成してあります。で、MVを注意深く見ていただいた方は気づいたかもなんですが、日本語とは結構意味が違う翻訳をしてます。例えば、
光は何処 見つけられるのか => Whither the light Lost to the falling white? (光はどこへ? 降りしきる白の中に、消えたのか?) 狭間さえ 溶け出して => The seams of the world begin to fray (世界の継ぎ目が、綻び始める)
みたいな感じ。日本語/英語とも、読んだら面白い文章にしてあるので、興味ある人はぜひ読んでみてね。
歌モノを初めて作った感想としては、やはり譜割を考えるのが難しいんだけど、ここが一番楽しい。1音足りない、2音足りない、逆に1音多いみたいなことが発生した時にメロディを変えて押し込むのか、他の単語に変えるのか、それともフレーズごと変えてしまうのか....選択肢がほぼ無限にある中で色々と試行錯誤するのが楽しい。
普段使わないような詩的な表現も自由に使えるし、韻踏みやダブルミーニングまで考えていくと、結構ワードセンスを問われますが、いろんな仕込みができるのは普段のインスト作りでは味わえない良さがありましたね。
作編曲編: ボーカル?わからん
次は作編曲編。歌モノとえいばボーカルが中心になる曲構成に変わるので、やはりここがすんごい難しかった。また、音楽のブランクがかなりあったので、昔の知識だけでは戦えないだろう...ということで音楽理論を始め、今風のサウンドにするにはどうすりゃいいかなーと色々と知識を叩き込んでました。
音楽理論については、Sound Questさん に大変お世話になりました。圧倒的ボリュームでわかりやすく理論が学べるのがすごい...流石に全部を読破は出来ていませんが、ちょくちょく読んだりしてます。メロディ編の切り口がすごく面白かった。
ミックスなどのナレッジのアップデートについては淡々とYoutube見たりしてたんですが、本当に最近のプラグインの進化が凄まじすぎて、そんなやり方あるのか〜!?とかそんな簡単にできちゃうのか〜!?とかずっと毎日驚いてました。あとはDTM人口も随分増えたんでしょうかね、DTM初心者をターゲットにした講座(と見せかけたプラグインマーケティング...)みたいなのもいっぱいYoutubeとかにあったのが印象的でした。

1月はひたすらボーカルが混ざらん...!どうしても浮く...!と悩んでました。Synthesizer Vの合成音声はベタ打ちでも非常に綺麗なんですが、声が完全にドライなのでしっかりエフェクト加えないとオケとうまく混ざらないんですよね。しかし歌モノなんて作ったことないもんだから、あーでもないこーでもない...と色々沼に。ボーカルミックスの解説動画を片っ端から検索して、「実はこのプラグインがオススメでして~^^」みたいなセールスを我慢し、ひたすらの試行錯誤。まあ思えばこの工程も結構楽しかったかもしれないですね。
ちなみに、この曲を作り出したのは12/25で、つまりクリスマスなんですが、冬っぽい曲にしたい!と思って作っていたので、なんとか冬の間に出せて安心といったところ。
映像編: モーショングラフィックス?わからん
これが壁なんすわ...
曲は作って終わりではなく、今どきは動画にする必要があります。2018年ごろにAfter Effectsを活用して動画作った!みたいな記事を書いてるんですが、そこから月日がたち、Adobeは解約され、ツールの使い方もさっぱり忘れており...
楽曲に付与する映像制作を始めてYouTubeに投稿する話 - Trance Shift 8 - Notes
というわけで、映像周りも再入門を開始。図書館で入門書を借りてチュートリアルを毎日30分とか決めてやっていたのが12月ぐらいですかね。ちょうど、サトネちゃんと作業アプリことChill with Youが発売されたのがこの時期で、ポモドーロタイマーをセットして、今日もサトネちゃんと30分だけ頑張るか!と毎日少しずつ操作をリハビリしてました。
サトネちゃんの起動時間は100時間近くになってたので、そんだけ作業してたってことになりますね... (DTMしてる時は音が邪魔になるから起動できない)
2月ぐらいに曲制作が一通り落ち着いて、仮マスターができた時点で映像の制作を開始。当初は、まあ1曲目だし映像はループ映像に適当に歌詞が出るだけで十分だろ...と思っていたのですが、雪っぽい映像を作って歌詞を載せてもしっくりこず...なんやかんやあって、今の形(キネティックタイポグラフィ)になりました。テーマがテーマだけに、今回はできるだけ無機質な表現にしたいなとは思っていたんですが、写真やイラストはちょっと難しい...でも見て楽しい表現ってなんだろーなー、と考えた結果がこれ。

今回ちょっと曲が長め(あえて長めにしてる)ということもあって作るのは時間がだいぶかかりましたが、まあ見てて面白い表現にはなったかなー?と思います。キャッチーではないし、だいぶ人は選ぶかもしれないけど、単に静止画見て曲を聞いてもらうよりは良いかなあ、と。CDジャケットとかの静止画のデザインと違って、映像って動かす必要があるからまた違う頭使うんですよね。しかも映像って非常に専門書が少なくて、結構大型の本屋さん行かないと参考書籍がない...平日に映像を制作しつつ、休日は書店を巡る、みたいなのが2月の過ごし方になってました。
結局この映像制作に丸1ヶ月かかったのもあり、気がつけば3月になり、曲と映像の仕上げを同時並行しながら、なんとか公開まで至る、といった感じですね。映像パートはかなりの時間をチュートリアル見たり学習に費やしていたので、次からはスピーディに作れるかな?
今後の活動について
というわけで、今回楽曲と映像制作をして、やはり創作活動自体が非常に面白かったんですよ。なので、今年からまた活動を再開してボチボチやっていこうと思っています。
過去のLevo Lutionの作品についてもYoutubeとかにリマスター作品をちょくちょく出していこうと思っています。CDは入手困難ですし、音源の配布もしてないですからね...全作品は出せないですが、出せるものはちょくちょく、といった感じ。
そんなわけで今後ともよろしくお願いします。