Trance Shift 8 - Notes

クルマと温泉とキャンプとゲームと登山、たまにDTM。

惑星ミラで生きていく!XenobladeX Definitive Editionを遊んだ記録

ゼノブレイドは1DE/2/3と遊んできましたが、唯一「X(クロス)」だけは未だにSwitchに移植されておらず、「まだかな〜」と長らく待ってたんですが、ついに2025年3月に満を持して発売...!

惑星ミラで生きていく...!

4月中旬に重大イベントがあったため、あまりプレイする時間が取れなかったんですが、GWを利用してクリアまで持っていったので今回はその記録。Swtich版追加要素を含めてのクリアまでのプレイ時間は85時間ぐらい。恐らくコンプリートまではまだまだ掛かりますが、そこまで時間取れる状況でもないので今回はここまでで。

前回(3)の記録はこっち。

notes.levolution.info

圧倒的なボリューム、ソロ専用オンラインライクなゲーム

目的地は10km先!船ない!泳いでいく!マジで??

ざっくり言うと、このゲームは――

  • 非常に広大なオープンワールドに、膨大な数のクエストが用意されている
  • マップは最初からほぼ全域が解放されていて、自由に探索できる
  • ただし、強力なエネミーがあちこちに配置されている

という感じで、「ソロ専用のオンラインゲームをやっている感覚」に近いです。

たとえば、序盤のエリアに突然Lv80の巨大モンスターが歩いていて視界に入るだけで大変なことになったり、クエストの目的地までの距離が10kmと表示されて広大さを感じたり。とにかく広いマップで、あちこち探索してナンボというデザインです。

中盤以降に手に入る「ドール」という搭乗型ロボットを使えば、空中も探索出来るようになるので、自由度がさらにアップ。特にこの空中探索ができるという体験はシリーズ唯一のもので、360度探索出来る楽しみはこのゲームの一番の魅力と言ってもいいんじゃないですかね。

異星人と歩む王道SFストーリー、時々ピザ

メインストーリーは王道SFで、「地球が消滅しちゃったけど、なんやかんやあって惑星ミラという星で生きていく」話なんですが、異星人との交流を軸に、1話ずつ短く構成されていてテンポ良く進みます。膨大な数用意されているサブクエはその異星人との交流を補間する話が多く、「一緒に仲良く生きていこうね」という内容が多くほっこり話がたくさん。

ただ、たまに地球人に悪い奴がいて、異星人に迷惑掛けてるのが多かったのが悲しい。異星人良い奴多いのに。ちなみに異星人は、

  • ピザが大好きなルー語を喋る技術屋マノンさん
  • カタコトの日本語で、「ミナゴロシ!」と妙にテンポ良く喋るグロウスさん
  • 有害物質を浄化してないと死んじゃうザルボッガさん

と、非常にユニークな人達ばかりで楽しい。

ボルタント(有害物質)をリボルタント(浄化)するザルボッガさん

ちなみにSwitch版で追加された追加ストーリーは、WiiU版エンディングの続きの内容ですが、内容は可も無く不可も無くといったところ。WiiU版経験者はちょっと感想違うかもしれないですね。個人的には悪い奴の親玉にちょっかい掛けた時に「ぐああ!な、なにー!?」とか言って小物感出してくれるのは非常に良かったです。

グラフィックとサウンドは素晴らしい

グラフィックはSwitchでここまでのグラフィック描画出来るんだ。というレベルでいつも通りすごい。 本作のマップは地形がバラエティに富んでおり、山あり谷あり川あり湖あり洞窟あり...と非常に広大なんですが、結構遠くまで描画されるんですよね。 ドールに乗れば空から大陸を眺めることも出来るし、高速飛行できる機体ならちょっとしたフライトシミュレーター気分も味わえるぐらい爽快です。この体験も他のゼノブレイドシリーズにはなかったものなので、とても良かった。

なお、サウンドは澤野弘之さん作なので、どの曲もめっちゃカッコイイ。流石にずっと聞いてると飽きてくる曲もありますが、どの曲も文句なしに良いです。ユニークエネミーとのバトルとか、曲が格好よすぎて敵の方が負けてるんじゃね?と思うぐらい。

バトルの楽しさは健在、カメラ以外は

バトルはいつものゼノブレイドで、結構複雑なんですが理解してくると楽しくなってくる奴です。

まず、仲間から指示めっちゃ飛んでくるので非常に賑やか。エルマさんはすごい格闘戦勧めてくるし、リンちゃんはテンションが上がりませんって文句言ってくる。仲間のボイスも被るのでお前ら一人ずつ喋れ!となるのは、もうシリーズ伝統ですね。

また、敵のHPも全体的にちょっと高めに設定されているので、バトルはちょっと時間が掛かりがちになるんですが、そろそろダルいかな...?となってきた頃にストーリーが進んで、バトル上重要なシステムのアンロック(例えばドールに乗れるようになったりする)が行われ、一気にこちらの戦力がアップする段階があるんですが、急に戦力が上がるので、格上のエネミーを狩れるようになったりして楽しくなってくるタイミングが何回もあります。「あっこのゲーム好き...」ってなる。

ただし、唯一不満だったのはドール搭乗時のカメラ挙動。ターゲットした敵の位置に合わせてドールの向きや軌道が決まるせいで、大型エネミー相手だと機体が地面にめり込んだり、何故か寝そべって攻撃したりすることが。ここの挙動の気持ち悪さは今思えばもしかしてオプションでなんとか出来たのか...?

100時間潰せる覚悟があるならオススメ!

ち、地球が消滅した!?そんニャばかニャ...

とにかくすごいボリュームです。サクッとストーリーだけでも、とか思わない方が良い。少なくともオープンワールドゲームで探索するのが好きなら時間が溶けていくと思います。

UIが不親切だったり、カメラがおかしかったり、細かい不満点はありますが、総合的には非常に楽しめた作品なので、時間がたっぷり取れるぜ!という人は是非オススメ。